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“緊張(キンチョー)の夏”は終局へ、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/27付の「DailyOutlook」では、9月以降の相場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『株式市場では、「アノマリー」という言葉がしばしば使われる。これは経験的に観測できるマーケットの規則性のことであり、経済合理性だけでは説明できない事象を表す。近年において、日本株は年後半に上昇する傾向があり、これも季節的なアノマリーの1つといえよう。2005年以降のTOPIX月別勝率は、8月が年間で最低である一方、10月と12月は7割強の確率で前月比上昇している』と伝えています。

続けて、2010年以降においても、「春に上昇、夏場は波乱含み、秋から年末に向けて再上昇」が平均的な株価パターンとなっていることを挙げ、『あえて理論的に説明すれば、春は「海外投資家の新規買いがスタート」、夏場は「企業の保守的な新年度予想に対する失望と、上方修正への期待が混在」、秋以降は「中間決算での上方修正期待と実績の織り込み局面」となろうか。今秋の場合は、上方修正の期待は高くない一方で、「下方修正で悪材料出尽くしとなり株価上昇」というシナリオが考えられる。いずれにせよ、アノマリー通り、9月以降に本格的な株高を迎えると想定すれば、そろそろ仕込み時といえるのではないだろうか』と分析しています。

さらに、『米による対中関税第4弾の報道や米長短金利の逆転(逆イールド)などがきっかけとなり乱高下した“緊張(キンチョー)の夏”は、足元で米中貿易戦争の激化により再び波乱を迎えているが、夏の終わりとともに終局に向かうと期待したい』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXの月別勝率(2005~2018年)』を紹介していますので、詳しくは8/27付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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