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NYの視点:米国年末商戦への期待が膨らむ


米国の年末商戦が始まった。消費者はよりオンラインでの消費に傾斜していることが明らかになった。投資家の間で、来年の米国経済の成長減速への警戒感が膨らむ中、感謝祭明けの出足もいまいちで、昨年に比べ客足は1%減速した。しかし、オンラインでの売り上げは好調で、24日に明らかになったデータでは、ブラックフライデーの売り上げは前年比23.6%増の62.2憶ドルに達した。アドーブアナリスティクスの調査で明らかになった。ウォールマート、アマゾンといったインターネット小売り100社が調査対象。スマートフォーンなどのモバイル機器の売り上げが伸びたほか、家具などの高額承認の売り上げも好調だった。

先に発表された感謝祭当日のオンライン売り上げも前年比28%増の37億ドルに達し、過去最高を記録。また、感謝歳明けの月曜26日のサイバーマンデーでのオンライン販売も昨年から18%増の78憶ドル規模に拡大する見通し。

投資家の懸念をよそに、小売りは相変わらず好調。米国経済をけん引する消費が好調だと、連邦公開市場委員会(FOMC)も利上げを維持する可能性がある。

今週は28日に連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がNYのエコノミッククラブで講演を予定しているほか、FRBは29日に11月7−9日開催したFOMC議事録を公表する予定。最近の株式相場の下落を受けて、果たして来年の成長や利上げの見通しが引き下げるなど、慎重な方針が示されるかどうかに投資家は焦点をあてている。



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