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NYの視点:米債利回り、節目突破でゲームチェンジャー=新債券王


米国の10年債利回りは7年ぶりの高水準に達した。良好な経済指標で、利上げ観測が一段と強まった。すでに強い米国経済に、トランプ政権が税制改革や財政策を実施したため、成長期間をあと1−2年引き延ばすと見られている。米国経済の7割を消費が占めるため注目されていた全米のサービス業活動を示す9月のISM非製造業指数は過去最高を記録。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は現在の経済環境が低いインフレ、低い失業率とまれにみる好環境だと表現。インフレを抑制していくためにも段階的な利上げを続けることが必要で、まだ中立水準には「程遠い」との見解。中立水準を上回る水準に引き上げる可能性も示唆した。

新債券王として知られるダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)は9月にツィツターを通じて、10年債利回りで3%、30年債利回りで3.25%をそれぞれ突破した場合、「ゲームチェンジャー大逆転」になるとした。

米10年債利回りは4日、一時3.23%まで上昇。株安を受けて債券売りが一時後退したものの3.19%と、2011年来の高水準を維持。3%がサポートになりつつある。30年債利回りも2014年以来の高水準となる3.39%まで上昇し、3.35%で引けた。節目を上抜けたことで、米国債利回りは一段と上昇する新たなパラダイム入りした可能性が指摘されている。

明日発表が予定されている米9月雇用統計も、本年あと1回、来年3回ほどの利上げを正当化する結果が予想されている。米国債券相場は価格で30年の強気サイクルが終了、弱気サイクル入りしたことが証明されつつある。



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