こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。アメリカ発の貿易問題が長期化の様相を呈していますね。なかでも米中貿易摩擦懸念が根強く、トランプ米大統領が中国の2000億ドル相当の製品に加えて、2670億ドル相当の製品への追加関税を課す姿勢が明らかとなったことが相場の重しとなっています。では、今後米中の貿易における関係性はどうなっていくのでしょうか?

今回は、気になる米中貿易摩擦の見通しについてのレポートをご紹介します。

アメリカが中国に対して新たに2670億ドル相当の製品への追加関税を課す準備はできていると伝えられたことについて、松永さんのレポートでは、『それに対して中国外務省は9月10日、米国が更なる関税を実施すれば、中国としても対米報復関税を発動すると述べております。そしてトランプ大統領は9月11日、「中国との貿易問題に対して米国は強硬な姿勢を崩さない」と表明しました』と報復合戦が続くことを伝えています。

加えて、『それに対して中国政府は9月11日、米国が世界貿易機関(WTO)の判断を順守していないとして、米国に報復するための許可を月内にWTOに求める方針を明らかにしました』と説明しています。

米中の報復関税合戦がどのくらいの規模かということについては、アメリカの対中制裁関税の2000億ドルと2670億ドルを足すと、『すべての中国製品に制裁関税を課す計算となります』と分析。また、中国の対米報復関税ですでに実施された340億ドルと160億ドルに、今回実施するといわれている600億ドル相当を足すと『米国製品の約85%に報復関税を課す計算となります』と指摘しています。

そして、今後の見通しについて『トランプ大統領が昨夜、「中国との貿易問題に対して米国は強硬な姿勢を崩さない」と表明しており、米中貿易摩擦が更に強まることは避けられないと考えるべきかもしれません。米国と中国が共に更なる関税引き上げに動けば、米国経済や中国経済をかなり圧迫することになります』との見解を示しており、『米中貿易摩擦が更に強まれば、米国株安を中心としたリスクオフの流れが強まることも十分考えられます』と考察しています。

最後に、『ここは、リスクオフの流れに警戒する局面となりそうです』とまとめています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月12日付「米中貿易摩擦の見通し」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子


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情報提供元:FISCO
記事名:「米中貿易摩擦はこれからどうなるの? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)