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米利上げを占う24日早朝のFOMC議事要旨とドル円の動向に注目 住信SBIネット銀行(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。先週14日までダウ平均は8日連騰となりましたね。しかし15日には米長期金利といわれる10年債利回りが3.0%の節目を超えて一時3.09%、6年10カ月ぶりの高さに上昇したことで警戒感が高まり、ダウは反落しました。

米長期金利上昇の背景には引き続き好調な米経済指標があり、『米4月小売売上高が予想通り前月比+0.3%となった一方、前月分は速報値の+0.6%から+0.8%へ上方修正されました。さらに、5月NY連銀製造業景気指数が予想を上回っています』とレポートでは伝えています。為替市場では米ドルは全面高の展開となっており、インドネシアルピア、トルコリラに対する米ドル買いが目立っています。また、イランの核合意や米中通商交渉の行方も気になるところですね。

さて今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

イラン制裁で中東情勢の緊迫化や米国の原油在庫減少での供給減の懸念などからブレント原油の価格は14年以降で初めて1バレル当たり80ドルを突破しましたね。レポートでもまず原油価格の上昇の影響に触れ、『今週は米国でインフレ関連指標の発表はないものの、71ドル台と高値圏での推移が続く原油価格をはじめとする原材料価格の上昇がインフレ懸念につながっており、6月13-14日のFOMCでの利上げへの思惑が米長期金利の上昇につながりドル高が続いています』と伝えています。

さらに為替への影響については、『それだけに、金利上昇による企業業績への懸念がどの程度進むのか、株式市場の大幅な調整につながるようであれば、リスク回避を背景にしたドル高調整の可能性もあるかもしれません』と分析。加えてレポートでは、『こうした観点から日本時間、24日午前3時に発表される5月FOMC議事要旨の内容が注目されます』との見解を示しています。

また、注目の米中通商交渉については、『さらに、先週末までワシントンで開催された米中通商交渉で妥協案を見出すことが出来るのか、結果次第では日米間の貿易問題に発展しかねないとの警戒も聞かれたものの、結果的に中国の対米輸入増で合意されるなど関税を棚上げすることで合意したことから大きな波乱要因にはなりませんでした』と分析しています。

最後に、『米金利上昇がどこまで続くのか、さらに企業業績や株式市場への悪影響がどの程度進むのか、ドル高を牽制する米国からの発言やポジション調整に注意しながらひとまず110円台定着が現実的となる中で111円台から一段の円安・ドル高となるか注目です。』とまとめています。今週もマーケットの動向を注視してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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