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NYの視点:NAFTA交渉の期限近づく、貿易問題過熱もドル上昇基調維持か


中国の周国家主席のブレインとされている劉鶴副首相が今週訪米、本日17日からワシントンでムニューシン米財務長官を柱とした米国のトランプ経済チームと協議に入った。トランプ大統領も17日、同副首相と会談したことが明らかになっている。

トランプ米大統領は記者団に、中国や欧州は貿易で今まで甘やかされており、米中貿易協議もうまくいかかないかもしれないと、悲観的な見解を示した。ただ、最終的には問題を解決することになるだろうと加えた。同時に、北大西洋自由貿易地域(NAFTA)再交渉協議も大詰めを迎えている。間近と見られていた合意がなかなか見られない。カナダのトルドー首相は、メキシコ、カナダ、米国3国が歩み寄っており、協議の進展に楽観的な見方を示した。

トランプ米政権が4月に新たに課したアルミ、鉄鋼の輸入関税で、NAFTA協議の交渉中、メキシコやカナダは対象外の一時的措置が導入されている。しかし、6月1日にはこの措置が失効する。ロス商務長官は5月に措置の1カ月の延長を発表した時点で、これ以上、対象除外の措置を延長することはないと明確化している。このため、今月中に、協議で合意する必要がある。NAFTA再交渉合意ができなかった場合、トランプ大統領は再び、離脱を警告する可能性もある。メキシコの大統領選挙を8月に控えて、協議が2019年度に持ち込されることになる。今後、貿易問題への混乱がリスクとなるものの、ドルは緩やかな上昇を続けることが可能だと見る。





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