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急上昇の南アランドは今週も堅調か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。 先週後半、南アランドが急上昇しましたね。今日は高金利通貨である南アランドのレポートをご紹介します。

南アランドの値動きについてテクニカルマイスターでは、『米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米金利が低下したため、南アランドは急速に買い戻されて上昇に転じた』と分析しています。

続けて今後の値動きについては、『ロイター為替予測調査によると、南アフリカの経常赤字は対国内総生産(GDP)比で5年前の6.9%から2.9%に大きく改善していることを受けて、南アランドは対ドルで、国内経済が改善すれば今後半年間に4月の下落幅の一部を取り戻す見通しだ』と解説しています。

加えて、『経済政策の実施が滞りなく実施され、経済成長が改善する見込みが高まれば、南アフリカに対する投資資金の流入は加速する可能性がある』として、『南アランドは今後、トルコ、ブラジル、インド、インドネシアとともに「フラジャイル・ファイブ(脆弱な5通貨)」とみなされていた過去のような大規模な売り圧力には見舞われない公算が大きいと予想されている』との見通しを伝えており、今週は『堅調に推移しそう』との見解を示しています。

一方で今週16日に発表される南ア3月実質小売売上高については、『予想は前年比で+4.4%と前回の+4.9%を下回る見込みで、急落の可能性もあり、注意が必要だろう』と経済指標発表による影響への注意を喚起しています。気をつけてウォッチしてまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月15日付「南アランド円相場、先週の動き・今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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