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メキシコペソは利上げの可能性が後退で上値重く サンワード貿易の陳氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。 高金利通貨であるメキシコペソが先週下落しましたね。そこでメキシコペソの値動きについてのレポートを今回はご紹介します。

まずレポートではメキシコペソの下落について、『4月隔週消費者物価指数は4.69%と前回5.17%、予想5.00%を下回った。第1四半期国内総生産(GDP)は前年比+1.2%と前回1.5%、予想1.8%をいずれも下回った。インフレ率の低下に加え、成長率の鈍化を受けて、利上げへの見通しが後退した』と分析しています。

続けて今後の値動きについては、『経済指標の鈍化を受けてメキシコ中銀の利上げスタンスが弱まりそうだ。現在のメキシコ政策金利は7.5%だが、これが利下げとなれば、米国との金利差が縮小するため、ペソ投資が減少する可能性がある』と解説し、『今週のメキシコペソ円は上値の重い状況が続きそうだ』と結論付けています。

また、アメリカはメキシコへの関税適用除外期間を6月1日まで延期すると発表しましたね。メキシコの輸出先としてアメリカが多くのウェイトを占めているため、メキシコ経済はアメリカ経済に左右されやすいと言われています。5月7日にはメキシコのグアハルド経済相がアメリカのライトハイザー通商代表部(USTR)代表とカナダのフリーランド外相と会談しましたが、レポートでは、『争点となっている自動車分野のルール見直しで、米国は自動車部品の域内調達比率を現在の62.5%から最大4年かけて段階的に75%に引き上げることなどを提案。メキシコの自動車業界団体はこれについて「受け入れがたい」との立場を示した』とのことです。

さらに、『グアハルド経済相は、自動車業界と引き続き協議中で、米国の提案には来週返答するとし、「米国の立場に対して提案を示す」と述べた』と伝えており、『自動車部品の域内の調達比率を定める原産地規則を巡る3カ国の意見の相違は解消されていない。また、サンセット条項に関しても意見の隔たりがあると報じられており、協議の進展に対する懸念が残っている』とまとめています。参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月8日付「メキシコペソ 円、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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