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米国雇用統計:2月の振り返りと3月のポイント「「適温相場」は継続か、終焉か」 住信SBIネット銀行(三井智映子)


皆さまこんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

3月9日に発表された前回2月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が大幅に上振れした一方で、時間給賃金は市場予想を下回りました。これを受け、米国経済の堅調さが再確認されたと同時にインフレ加速懸念が後退し、ナスダック総合指数は史上最高値を更新したほか、NYダウやS&P500も大幅に上昇しました。また、週明けの国内市場でも、米国株高や為替が円安に振れたことを好感し、全面高となりました。

レポートでは、『1月は寒波の影響により労働時間が短縮された影響から時間給賃金の上昇につながった経緯があり、インフレ加速を懸念して長期金利が急速に上昇、NY株式市場が大幅な調整局面入りに至りましたが、2月の時間給賃金の結果を受けて景気拡大の中で緩やかな金利上昇が続くとの「適温相場」再来の期待』が米株高の背景にあったと伝えています。

さて3月の雇用統計はいったいどのような内容になるのでしょうか。住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、以下のように今回の発表内容を予想しています。

レポートでは、『世界的な低インフレと好景気が共存する「適温相場」の様相を強めることになるのか、あるいは過度なインフレ加速懸念が再燃し「適温相場」の終焉を確認することになるのか』が注目点だとみています。

具体的な内容については、『米労働市場はほぼ完全雇用の状態が続き、失業率も昨年10月以降5ヵ月連続で4.1%の低失業率を維持しています。3月の失業率は4.0%へ一段の低下が予想されており、労働市場の堅調地合い継続は疑いの余地がないように思われます』と伝えています。

続けて、『それだけに時間給賃金への関心が強く、前年比2.7%の予想に対し、これを上回る2.8%以上の結果となれば再度過度なインフレ加速への懸念、さらにはFRBの年4回の利上げ観測(現状年3回の利上げ観測)が高まることとなりNY株式市場は調整を余儀なくされ波乱含みの展開には注意が必要かもしれません』とレポートでは注意喚起をしています。

最後に、『「適温相場」の様相を強めるのか、過度なインフレ加速懸念となるのか注目されます』とまとめています。6日発表の雇用統計もしっかりとチェックしていきたいですね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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