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NYの視点:イエレンFRB議長証言、年3回の利上げを支持するかどうかが鍵に



米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は今週、経済や金融政策に関して、上下院で半期議会証言を行う。トランプ大統領就任後初めての証言となり、新政権による財政政策が景気に与える影響に関する言及に注目が集まる。ただ、議長はたびたび、財政政策に関して「不透明感が強い」との見方にとどめており、証言でも不透明性を強調する可能性が強い。

イエレン議長は一方、経済が順調に回復しており、労働市場もFRBの目標である最大雇用にさらに近づいているほかインフレも2%の中期目標に向けて上昇している証拠が見られるとし、引き続き利上げ軌道にあることを確認すると見られる。ただ、賃金の伸びが低迷しているなど、労働市場に依然スラックが存続し、「利上げは緩やかなペースのみ正当化される」と、連邦公開市場委員会(FOMC)声明を繰り返し、慎重姿勢を維持すると見られる。ドルも伸び悩むことが予想される。

議長はさらに「利上げは各会合で可能」で、「3月のFOMCも除外しない」と表明すると見る。FOMCメンバーの利上げ予測の中間値は2017年3回の利上げだが、果たして、この見通しにイエレンFRB議長が賛同するかどうかが鍵となる。市場では、最新の1月雇用統計で賃金の伸びが思ったほど伸びなかったことやトランプ政権の減税、財政刺激策の拡大などが実施されても効果が経済に反映するのは2018年以降になるため利上げ見通しを引き下げる傾向にある。そんな中、議長が年3回のFOMCスタッフの利上げを支持した場合はドル買い要因になる。




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