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金利上昇が相場全体の重荷に


*08:38JST 金利上昇が相場全体の重荷に  20日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めつつも、積極的な売買が手控えられやすい相場展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウが250ドル安、ナスダックは128ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演では、長期債利回りの上昇で利上げの必要性が低下する可能性に言及し、一時上昇する場面が見られた。しかし、高いインフレが依然リスクで、経済の強さが続いた場合は追加利上げが正当化されるとの見解を示したことから、米長期金利が再び上昇するに連れて売りに転じた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円安の31315円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時31730円まで買われる場面も見られたが、引けにかけて軟化した。前日の時間外取引で売られた米テスラは9%を超える一段安となるなか、日経平均は前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるものの、押し目狙いの買いは限られそうだ。反対に米長期金利が5.0%に接近するなど、金利上昇が相場全体の重荷になりそうだ。

 昨日の日経平均はマドを空けての下落で、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げてきた。いったんは反発が意識されやすい水準ではあるが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から同水準を明確に下放れてくる可能性が高まった。そのため方向性としては節目の31000円が意識されやすく、先物主導での売り仕掛け的な動きには注意しておきたい。東証プライムの売買高は12億株程度と薄商いであり、より先物での短期的な売買の影響を受けやすくなるだろう。

 インデックスに絡んだ商いから全体としては手掛けづらく、物色は個別に材料のある銘柄での、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。インデックス売買の影響を避ける狙いから中小型株にシフトしやすい面はあるものの、マザーズ指数が年初来安値を更新するなど個人投資家の需給状況は悪化していると考えられ、低位材料株などへの短期物色にとどまりそうだ。

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