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32000円キープできず、押し目狙いの買い意欲も冷え込む


*08:30JST 32000円キープできず、押し目狙いの買い意欲も冷え込む  19日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが332ドル安、ナスダックは219ポイント安だった。中東情勢の緊迫化を背景に原油相場が上昇したことから、売りが先行した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)において、米国経済の底堅さが再確認されたため長期金利が上昇したことも重荷となった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、日中大阪比400円安の31640円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後に32070円まで買われる場面も見られたが、同水準に位置する25日線に上値を抑えられる格好から軟化し、一時31590円まで下げる場面も見られた。直近の保ち合いレンジの下限に接近してきており、短期筋による売り仕掛け的な動きが入りやすいだろう。

 昨日は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の宮園雅敬理事長が講演で、日本株のアクティブファンドの選定作業を進めていると報じられたことを手掛かりに、東エレク<8035>の強い動きが見られていた。ただし、米政権による対中輸出規制が嫌気されてエヌビディアは大幅に続落しており、改めて指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷となりそうだ。

 また、米国では取引終了後に決算を発表したテスラは、予想を下回ったとして時間外取引で3%を超える下落で推移している。ネットフリックスは決算評価から時間外で12%を超える上昇を見せているものの、足もとの不安定な需給状況のなかでは、テスラの下げに連動しやすいと考えられる。日経平均は25日線に上値を抑えられるなか、節目の32000円をキープできない状況のため、再びボリンジャーバンドの-1σ水準が意識されやすく、押し目狙いの買い意欲も冷え込みそうである。

 物色の流れとしては原油高を背景に資源株などには短期的な値幅取り狙いの動きが意識されるほか、発表数は少ないものの決算を手掛かりとした個別物色にとどまりそうだ。
<NH>
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