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全般こう着のなかバリュー株物色は継続


*08:28JST 全般こう着のなかバリュー株物色は継続  20日の日本株市場は、重要イベントを控えるなか、こう着感が強まる可能性がありそうだ。19日の米国市場はNYダウが106ドル安、ナスダックは32ポイント安だった。NY原油先物が一時93ドル台後半に上昇したほか、長期金利の上昇も嫌気され、売り優勢の展開となった。ただし、原油先物がその後下げに転じたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで積極的な売買が手控えられるなか、終盤にかけて下げ渋る動きだった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比15円高の33055円。円相場は1ドル147円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32950円まで売られる場面も見られたが、33000円を下回る場面での底堅さが意識されていた。主要中央銀行の金融政策決定会合を控えるなかでは、積極的に仕掛けてくる流れにはならないと考えられ、日経平均は前日の終値を挟んでの狭いレンジ推移になりそうだ。

 もっとも昨日はTOPIX型優位の展開だった。バリュー株物色の流れのなか、9月期末の配当志向の物色も意識されやすく、こう着感が強まるもののセンチメント悪化にはならない。また、米国では半導体株の一角が軟調だったこともあり、本日も指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均の重荷となる可能性がある。また、個人主体の中小型株については物色が定まらず資金の広がりも限られている。
主力のバリュー株のパフォーマンスが良好であることから、過熱感が警戒されるものの資金流入が見込まれる。

 なお、FOMCの結果を前に持ち高調整に伴うリバランスの動きはありそうだ。昨日のNT倍率は13.67倍に低下し、1月半ば以来の13.70倍を下回ってきた。TOPIX型優位の展開は継続するものの、いったんは巻き戻す動きも意識しておいた方が良さそうだ。

<AK>
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