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改めて日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすい


*08:25JST 改めて日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすい  11日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが209ドル高、ナスダックは24ポイント高だった。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを警戒した売りが先行したが、その後は目新しい材料に欠けるなか、出遅れ感の強い銘柄などには値ごろ感からの買いが入り、上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比130円高の32270円、円相場は1ドル141円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションでは、32100円で寄り付いた後は上昇に転じたが、32200円~32300円辺りでのこう着感の強い相場展開だった。下値の堅さは意識されやすいものの、リバウンド機運は高まりづらいだろう。とはいえ、パッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が通過したことから、押し目待ち狙いの買いは意識されやすいだろう。

 米国では3人の当局者が米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内2回の利上げの必要性についての見解を示していた。12日には6月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから積極的な売買は手控えられやすいものの、利上げ再開について市場は織り込んでいることもあり、過度な警戒感にはつながらないだろう。そのうえで需給イベントが通過した日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすいと考えられる。

 戻りの鈍さから短期的には売り仕掛け的な動きもありそうだが、日経平均の32000円接近では押し目待ち狙いの買いは意識されそうだ。また、こう着ながらも底堅さが見られる局面においては、個人主体の資金は直近IPO銘柄などでの値幅取り狙いに向かわせやすいだろう。生成AIなど成長期待の大きいテーマ株などへの押し目買い意欲も強そうである。

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