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決算を手掛かりとした個別物色が中心に


 27日の日本株市場は買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうである。26日の米国市場ではNYダウが82ドル高だった。6月新築住宅販売件数がパンデミック下で最低水準となったほか、ダラス連銀製造業活動指数も予想外に悪化した結果に失望し売りが先行。しかし、企業の好決算への根強い期待から上昇に転じると、民主党上院のシューマ—院内総務が超党派のインフラ案の法制化を公約するとの発言も伝わり、引けにかけて上げ幅を広げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の27950円。円相場は1ドル110円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まろう。テスラは決算内容が評価されて時間外で上昇していることも材料視されそうだ。ただし、昨日の日経平均は28000円辺りで上値を抑えられており、本日も同水準での戻りに鈍さが意識されてくるようだと、次第に利益確定の流れが優勢になりやすいだろう。また、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>が年初来安値を更新している需給状況であり、また、昨日の上昇局面においても東証1部の売買高は10億株を下回っていることから、決算発表がピークを迎えるなかで積極的には手掛けづらいところだ。

 そのため、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりやすく、短期的な値幅取り狙いの売買にとどまりそうである。また、薄商いのなかではあるが、先物市場ではショートを続けていたクレディスイスは、若干ながらもカバーの動きを見せている。下値の堅さが意識されてくるようであれば、ショートカバーの動きを強めてくる可能性もあることから、押し目狙いのスタンスといったところか。

 一方で、SOX指数は小幅に下落しているほか、VIX指数は上昇していることから、日経平均の戻りの鈍さが意識されやすく、流れとしてはTOPIX型優位の動きが見込まれよう。なお、昨日の引け後の決算では、JMHD<3539>、SYSHD<3988>、ウィル<3241>、エリアリンク<8914>、カイノス<4556>、コーエーテクモ<3635>、ピーシーエー<9629>、ベルパーク<9441>、マクニカ富士<3132>辺りが注目されよう。
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