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米クオリティ株主導の上昇が安心感に


 12日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれよう。11日の米国市場ではNYダウが188ドル高となり、連日で最高値を更新したほか、ナスダックも大幅に上昇している。週次の新規失業保険申請件数が減少したほか、1月JOLT求人件数も予想外に増加するなど良好な雇用関連指標が好感された。その後、バイデン大統領が1.9兆ドル規模の追加経済対策法案に署名し成立すると回復期待が強まり、上げ幅を拡大している。長期金利の動向も混乱は沈静化していることもあり、マイクロソフト、アップル、フェイスブック、アマゾンなどクオリティ株が上昇を主導している。シカゴ日経225先物
(6月限)清算値は大阪比65円高の29105円だった。円相場は1ドル108円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開が見込まれ、日経平均は先物とのスプレッドを考慮した場合、25日線辺りが意識されてきやすいだろう。足元では75日線が支持線として意識される一方で、25日線が上値抵抗として機能していることもあり、同線を捉えてくるようであればセンチメントの改善につながることも期待される。もっとも、SQに絡んだ商いは買い越しが想定されることから、SQ値が高くなる可能性がある。幻のSQとなるようだと年度末も近づいていることもあり、ポジションを圧縮している展開も想定しておく必要はあるだろう。そのため、心理的にはSQ値の突破を見極めたいところである。

 物色の流れとしてはナスダックのリバウンドの流れを受けて、ハイテク株へは押し目買いの流れが意識されやすいところである。足元で弱いトレンドが続いているマザーズにおいても、SQ通過により需給が軽くなるとみられ、指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄へは自律反発狙いの動きが出てきそうである。そのほか、来週にはFOMCなど経済イベントを控えて手掛けづらいところではあろうが、米国の追加経済対策の成立による景気回復期待のほか、ワクチン接種が進んでいることによる経済活動の正常化への期待も強く、押し目買い意欲は次第に高まってくるだろう。また、期末意識が高まってくることから、配当志向の物色も増えてくることが考えられる。
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