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ハイテク株への押し目狙いの動きが出てくるかを見極め


 12日の日本株市場は、昨日の上昇に対する利食いの流れが先行しそうだろうが、底堅さが意識されそうだ。11日の米国市場ではNYダウが104ドル安だった。トランプ大統領がキャピタルゲイン(譲渡益)減税に言及したため、期待感から寄り付きから上昇した。引けにかけては、利益確定の売りやハイテク株の下落に押されたほか、追加財政策の実施に不透明感が広がり、下げ幅を広げている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の22680円。円相場は1ドル106円50銭台で推移。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い優勢の展開から始まろう。シカゴ先物は高いところで22945円まで上昇する場面もみられていたが、引けにかけて米国市場が急速に下押す流れに引きずられる格好となった。23000円接近で跳ね返された形だが、これまでのレンジ上限を一気に突破する展開は想定していなかったこともあり、嫌気する流れも限られよう。また、ソフトバンクG<9984>の決算は、コンセンサスは上回っているがADRでの反応はなく、指数への影響は限られそうである。

 そのほか、引き続きハイテク株への利益確定の流れが続いており、AMDは6%を超える下落となっている。そのため、引き続きグロース株からバリュー株へのシフトが意識されやすいところであろう。一方で、テスラが株式分割を発表し、時間外で大きく上昇している。ナスダックの押し上げが意識されやすく、グロース株への押し目買いの動きも出てくる可能性がありそうだ。そのため、利食い先行ながらも底堅さが意識されやすく、次第に下値を切り上げてくる展開に期待したいところであろう。

 日経平均は昨日の上昇で25日線を突破してきたことにより、今後は25日線を支持線としてキープできるかが注目されるところ。基本的には22000円から23000円でのレンジ相場が継続しており、底堅さが意識されるようであれば、センチメントとしてはレンジ上限への意識に向かいやすい。グロース株からバリュー株へのリバランスを意識しつつ、足元で調整をみせているハイテク株への押し目狙いの動きが出てくるかを見極めたいところである。


<AK>

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