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物色対象の変化を見極め


 6日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開となりそうだ。5日の米国市場は上昇し、NYダウは373ドル高だった。ナスダックは連日で最高値を更新し、一時11000ポイントに乗せている。追加財政策の交渉で政府側が譲歩する意向を見せたため合意に向けた期待感が強まったほか、新型ウイルスワクチンへの期待、7月ISM非製造業景況指数が予想外に改善したことも材料視されている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の22470円。円相場は1ドル105円60銭台で推移している。

 米国市場の上昇の流れは材料視されるが、シカゴ先物の動きからは積極的な売買は手控えられやすいだろう。米国は追加財政策がまとまるまでは期待感から強含みの展開が続きそうだが、決算発表が第2弾のピークを向かえる中では、市場反応は限られそうである。また、昨日の日経平均は22300円台まで下げた後に22500円台を回復するなど底堅さが意識されるものの、先物市場でのまとまった売買はみられず、日銀のETF買い入れに絡んだ売買にとどまっている。

 またADP雇用者数は予想を大幅に下回っていることもあり、週末の雇用統計への警戒感も売買を手控えさせる一因になりそうだ。そのため、物色としては決算を手掛かりとした日替わり物色に向かいやすい。また、日経平均は25日線レベルでの底堅さが意識されることからセンチメントは悪化せず、主力銘柄への物色を手控えるものの、中小型株での値幅取り狙いの商いは活発となろう。

 昨日の日経平均は小幅な下げとなったが、東証2部指数やマザーズ指数、JASDAQ平均は上昇しており、引き続きこの流れは続きそうである。また、ナスダックは最高値を更新しているが、ハイテク株はまちまちの展開であり、テスラも引き続きこう着感が強まっている。物色対象が変わる可能性もあるため、日本株市場についてもハイテク株等へは利益確定の流れが強まりやすく、バリュー株への見直しが意識されてくる。
そのほか、商品相場の上昇が続いており、素材株などへの見直しも意識されそうだ。


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