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各国政府・中央銀行の対応が下支えに


 19日の日本株市場は、引き続き波乱含みの相場展開なりそうだ。18日の米国市場では、NYダウが1338ドル安と再び1000ドルを超える下落となったほか、サーキットブレーカーが発動する状況ともなっている。全米50州で新型コロナウイルスへの感染が確認され、感染拡大によるさらなる経済悪化への懸念から、キャッシュ化の流れが強まっているとみられる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の16530円。円相場は1ドル107円90銭台で推移している。

 シカゴ先物の清算値は小幅に上昇しているが、連休を控えている中で積極的な売買は手控えられやすく、先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況である。足元ではグローベックスの米株先物の値動きを睨みながらの株価反応となっており、方向性は見極めづらいところである。また、ニューヨーク証券取引所は、取引所のトレーディングフロアを暫定的に閉鎖し、全面的に電子取引に切り替えると発表したことも神経質にさせそうである。

 一方で、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、新型コロナウイルスに絡んで公的支援を求めている企業の株式を政府が取得することをトランプ政権は検討する可能性があると明らかにしたと伝えられている。さらに、ECBは7500億ユーロのパンデミック対応購入プログラム発表との報道もあり、こういった各国政府・中央銀行の対応が下支えになりそうだ。

 国内では年金や日銀のETF買い入れが下支えとなっている。明確な底入れが見極めづらいとの見方もあるだろうが、金融市場を落ち着かせるためとしては、重要な支援策であろう。昨日の日経平均は米株安が警戒される中、指数インパクトの大きい、ファーストリテイリング、ソフトバンクGの下げの影響が大きかった。一方で、下げ幅は縮小したもののTOPIXは堅調であり、日銀のETF買い入れへの思惑等もあって、NT(日経平均÷TOPIX)ショートの動きが継続している。


<AK>

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