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ツイッター決算でやや安心感、日電産はアク抜け期待も


 24日の日本株市場は、ツイッターなど決算評価を背景とした米国市場の上昇の流れを受けて、買い先行の展開となろう。ただし、市場参加者が限られている状況は変わらず、買い一巡後はこう着感が強まりそうだ。23日の米国市場ではNYダウが145ドル高、ナスダックが105Pt高となり、ナスダックとS&P500は最高値を更新している。決算ではツイッターが売上高と1日当たりアクティブユーザー数(DAU)が予想を上振れ、15%を超える急騰をみせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の22335円。円相場は1ドル111円80銭台で推移している。

 本格化する米決算への警戒感がくすぶっているが、一先ずツイッターのほか、ロッキード・マーティン、ユナイテッド・テクノロジーズなど好決算が相次いだことは安心感につながりそうである。また、国内では日本電産<6594>が注目されていたが、2020年3月期の営業利益が前期比26%増の1750億円となる見通しだと発表した。市場コンセンサス(2050億円程度)予想を下回る。ただし、前期の営業利益が前期比17%減の1386億円と従来計画(1450億円)下回っており、これを考慮した場合は、若干下回る程度であるため、アク抜けも意識されよう。

 とは言え、上値を買い上がるセンチメントではないであろう。昨日の東証1部の出来高は前日より膨らんではいたが、売買代金は連日で2兆円を下回っており、模様眺めムードが強い相場展開である。決算発表が本格化してくるほか、週末からのゴールデンウイークの10連休が積極的な売買を手控えさせているようである。これまでは外部環境の落ち着きから連休前の買い戻しによる押し上げが意識されていたが、月内受け渡しが通過したことで、週末にかけては買い方のポジション圧縮の動きが神経質にさせてくる可能性もありそうだ。

 ただし、連日薄商いの中で短期的な値幅取り狙いの商いが中心。10連休中に対する警戒感から積極的にポジションを取りに行く動きも限られていることから、買い方のポジション圧縮による需給面への影響も限られることも考えられ、全体としては底堅さが意識される相場展開に期待したいところである。


<AK>

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