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米半導体株上昇の流れを引き継ぐ


 4日の日本株市場は上値の伸びは限られそうだが、引き続き底堅い相場展開が期待される。3日の米国市場では3月ADP雇用統計が1年半ぶりの低調な伸びとなったほか、ISM非製造業景況指数も予想を下振れたことで上値を抑えられたが、米中貿易交渉の合意が近いとの報道を受けて底堅い相場展開だった。また、半導体関連の強い値動きが目立っており、支援材料になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の21760円。円相場は1ドル111円40銭台と、前日からは若干円安に振れて推移している。

 3月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数などを受けて、週末の雇用統計に対する警戒感も出やすいところであり、上値追いは慎重になりやすいだろう。とはいえ、このところの動きをみると、米国でも悪い経済指標に対しては、嫌気するというよりは緩和期待につながっており、米中貿易交渉の合意期待を背景にセンチメントは改善傾向にある。

 また、半導体株の強い値動きについては、台湾積体電路製造(TSMC)がアンドロイド携帯の新機種などに使われる半導体の生産を加速させていると報じられている。これを受けて同社の顧客の中でも積極的に増産していると伝わったAMDが8%を超える上昇をみせており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への波及効果が期待されるところであろう。

 昨日はファーストリテ<9983>が押し上げた感は強いが、本日はハイテク株の押し上げが期待される。また、インデックス主導ではあるが、昨日の要は225型から、今後TOPIX型主導での上昇に向かうことが出来れば、日経平均の21000-21800円レベルのもち合いレンジからの上放れが期待されてくることになろう。10連休まで1カ月を切っており、積極的にポジションを積み上げる動きは限られるであろうが、短期筋はポジション調整を迫られるものの、長期姿勢である年金資金等の流入は期待されるところである。


<AK>

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