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リスクオンで輸出関連なども買い戻しへ


 4日の日本株市場は堅調な相場展開になろう。注目されていた米雇用統計は、失業率が約50年ぶりの低水準となったほか、非農業部門雇用者数と平均時給の伸びが予想を上振れたことが好感された。NYダウは200ドルを超す上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の22365円となり、これにサヤ寄せする格好から買いが先行することになろう。
円相場は1ドル109円50銭台と円安に振れて推移していることも、買い安心感につながろう。

 日経平均は5月30日に75日移動平均線と200日移動平均線が位置していた節目の22000円までの調整を見たところで、目先の調整一巡感が台頭している。南欧政治リスクが後退し、先物主導でのインデックス買いが日経平均を押し上げる可能性がある。1日朝方の寄付前に財務省から発表された1-3月の法人企業統計では、設備投資増加率が前年同期比3.4%と高い伸びとなったことも好感材料として働いてこよう。ただし、米中貿易摩擦が再燃して、相場に影を落とすリスクを抱えていることには留意しておきたい。

 その他、6月12日開催で調整中の米朝首脳会談の実施に向け協議が進んでおり、市場はリスクオンに向かいやすく、インデックス売買が日経平均を押し上げてくる可能性がある。
そのため、米朝首脳会談が予定されている12日に向けては、主力大型株先行の地合いになりやすいだろう。円高で売り込まれていた輸出関連などにも買い戻しの流れが向かいそうだ。
(村瀬智一)


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