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日米首脳会談の行方を見極め


 17日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場ではNYダウが200ドルを超える上昇となった。米英仏がシリアに軍事攻撃を実施したものの、一先ず懸念が一服した格好。また、3月小売売上高が予想を上振れたほか、主要企業決算も好感されている。シリア問題については織り込まれているほか、小売売上高についても上振れが予想されており、米株高の反応は限られよう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の21810円だった。

 市場の注目は17日から18日の首相訪米による日米首脳会談となる。北朝鮮問題を除くと、日米FTA(2国間自由貿易協定)交渉開始要求や為替・金融政策に批判的な言及が米国側からあった場合、為替の円高進行や株式市場がネガティブに受け取る可能性がある。また、安倍首相の内閣支持率にも影響を与えることにもなるだけに注目度は大きい。会談の行方を見極めたいとするムードになりそうだ。

 また、昨日は日経平均の底堅さが意識されたものの、物色は内需・ディフェンシブであり、上昇ほど強い印象はない。一方で、マザーズ指数が3%近く下落するなど、中小型株には利益確定の流れが強まっていた。そのため、マザーズが本来のセンチメントを現している可能性がある。先物主導のインデックス売買に振らされやすく、インデックス絡みの商いでトレンドが強まる展開はあるだろうが、足元では慎重姿勢が増えそうだ。
(村瀬智一)


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