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後場の日経平均は206円高でスタート、資生堂やダイキンが牽引


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22831.75;+206.02TOPIX;1789.28;+11.69

[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は概ね前引け値水準の22831.75円で始まった。ランチタイムの225先物は現物前引け値水準を挟む22850円処から22820円処でもみ合う展開だった。昼のバスケットは差し引き10億円の売り越しとの観測。為替市場では午前中ごろから円への買戻し圧力がやや台頭しており、1ドル=110円を再び割り込んでいるが、109円90銭台で下値固めの動きに入りつつある。イタリア政局や貿易摩擦への警戒感は根強いようだが、これらについて新たな悪材料が出ているわけではないため、米国の追加利上げやユーロ圏の金融緩和解除の方が市場で意識されやすく、円買い戻しの圧力は限定的なものにとどまっているとみられる。先週末の5月雇用統計で米雇用の堅調さが再確認されて以降、米国経済の先行きに楽観的な見通しが強まりつつあるため、円安への期待も台頭しやすく、本日の日本株市場は良好な地合いを引き続き維持しているようだ。

 後場の寄付状況をみると、セクターでは化学、非鉄、証券が堅調な一方、精密機器、水産、サービスが弱含みの動きにある。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、ダイキン<6367>が牽引役の一方、アステラス薬<4503>、電通<4324>、日本ハム<2282>が重石となっている。売買代金上位の銘柄では任天堂<7974>、トヨタ自<7203>が堅調。


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