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日経平均は21円安でスタート、新日鐵住金など鉄鋼セクターが下落


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19412.78;-21.86TOPIX;1599.08;-0.97

[後場寄り付き概況]

 日経平均は前引け値よりを下げ幅をやや縮小してスタート。ランチタイムの225先物は19370-19400円辺りでのもち合いで、昼のバスケットは差し引き20億円の売り越しとの観測である。為替が109円20銭前後と朝方より円安方向に振れて推移していることや、週末に開催される金融・経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)への思惑から、下げ幅を縮小してきている。一方で、明日25日に北朝鮮が「先軍節」を迎えるため、新型のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射への警戒感が上値を抑えており、全体としてはこう着感が強まっている。

 セクターでは、鉄鋼、証券・商品取引業、海運業、陸運業が下落。売買代金上位では、トヨタ自<7203>による自動車用鋼材値下げとの報道が嫌気されたJFE<5411>や新日鐵住金<5401>などの鉄鋼セクターが下落しているほか、任天堂<7974>、ソニー<6758>、電通<4324>、ペッパー<3053>、神戸鋼<5406>がさえない。一方で、国内証券による目標株価引き上げ観測を受けた三井金<5706>のほか、みずほ<8411>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、出光興産<5019>、SUMCO<3436>は上昇している。

(アナリスト 雲宮祥士)


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