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「底打ち」期待は尚早


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;20299.69;-420.60TOPIX;1478.03;-27.85

[後場の投資戦略]

 米中の通商問題を巡る応酬が激しさを増し、日経平均は1日終値から本日前場の安値まで1400円超の大幅下落となった。2日の当欄で懸念していたとおり、「波乱の8月」が現実となりつつある。ただ人民元基準値の設定を受け、中国当局が元安ペースを和らげようとしているとの思惑が広がり、日経平均は安値から270円近く戻す場面もあった。日足チャート上では長めの下ひげを付けた格好だが、急ピッチの下落に対するスピード調整といったところで、底打ちとみるには時期尚早だろう。急速に円高に傾いた為替相場の修正の動きは1ドル=106円台前半で一服。中国・上海株はやはり大幅続落しており、後場の日経平均は一段の戻りを期待しにくい。

 8月は為替相場が円高に振れやすく、米国の利下げ転換や米中対立の激化で1ドル=100円近辺まで上昇する可能性があるとの市場関係者の見方が増えてきた。株価変動率
(ボラティリティー)の高まりで株式の持ち高を減らす売りも出やすく、当面は不安定な相場展開が続くと考えておきたい。日経平均の下値めどとして、節目の2万円やPBR1倍水準(5日時点でおよそ19920円)が意識されるだろう。
(小林大純)


<AK>

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