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日経平均は4日ぶり大幅反落、安川電やファーストリテの決算を控えた様子見ムード


日経平均は4日ぶり大幅反落。前日の米国市場では、米中貿易摩擦解決への期待が高まるなか、FOMC議事録で大半の当局者が今後の追加利上げに対して慎重な姿勢を示したことなどが好感された。一方で、連邦政府機関の閉鎖解除に向けたトランプ大統領と民主党幹部との会談が不調に終わったことが明らかになるなか、前日から既に相場上昇を織り込んでいたナイトセッションの225先物がレンジを切り下げたことから、東京市場には朝方から利益確定売りが先行した。また、為替相場が1ドル=108円を割り込むなど円高が進むなか、出足の鈍いアジア市場を背景に日経平均は前場中ごろに一段安をみる展開に。その後は、前日に日本工作機械工業会が、今年の年間工作機械受注額が3年ぶりのマイナスになりそうだとの見通しを発表するなど、景気動向に敏感になっている地合いのなかで安川電機<6506>やファーストリテイリング<9983>などの決算発表を控え、大引けにかけては様子見ムードが強まった。

大引けの日経平均は前日比263.26円安の20163.80円となった。東証1部の売買高は13億892万株、売買代金は2兆2968億円だったほか、値上がり銘柄数は1426銘柄となり、全体の7割近くに達した。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>が指数を押し下げたほか、売買代金上位では、任天堂<7974>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、資生堂<4911>が軟調。一方で、トヨタ自動車<7203>、三菱UFJ<8306>、東京エレクトロン<8035>は堅調。

<SK>

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