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日経平均は大幅続伸、25日線突破も政治リスク警戒でのトレンド反転に注意


 日経平均は大幅に続伸。368.26円高の21837.46円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。買い先行でのスタートとなり、21800円を回復して始まった。2月の米雇用統計は、賃金増が抑制されながらも経済が好調を維持したことが示され、利上げペースを加速させるとの懸念が和らいだことが好感され、週末のNYダウは440ドル高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円高となり、これにサヤ寄せする格好から21800円を回復して始まると、一時21971.16円まで上げ幅を拡大させた。ただし、森友学園への国有地売却をめぐり、国内政治不安が高まっており、その後はやや上げ幅を縮めている。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1600を超えており、全体の8割を超えている。セクターでは33業種全てが上げており、ゴム製品、機械、ガラス土石、金属製品、鉱業、非鉄金属、輸送用機器、その他金融、卸売、証券が強い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、エーザイ<4523>、TDK<6762>
がけん引。

 日経平均はギャップ・アップで始まり、22000円に迫る場面もみられた。25日線を突破しており、同線が支持線として意識されるようだと、22000円から直近戻り高値水準へのリバウンドが意識されやすいだろう。一方で、国内の政治リスクが重石になる可能性があり、積極的には上値を追いづらい面もある。225先物も前場半ば辺りから急速に上げ幅を縮める動きをみせていた。先物主導のインデックス売買が中心となるなか、急激なトレンド反転には注意が必要であろう。

 一方でマザーズ指数が小幅に下落して推移している。個人マネーは政治リスクへの警戒から資金圧縮も意識されやすい。中小型株は一方向に需給が振れやすいこともあり、先週の流れも引き継いでいる状況であろう。好業績や個別に材料のある銘柄に絞っての短期的な値幅取り狙いになりそうだ。
(村瀬智一)


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