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日経平均は大幅反発、5日線抵抗も底堅さ意識ならショートカバーを誘う


 日経平均は大幅に反発。445.07円高の21487.16円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えた。5日の米国市場では、トランプ大統領による鉄鋼・アルミニウムの関税導入への警戒感が強いものの、2月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたほか、原油相場の上昇等も材料視され、先週の大幅な下げに対する自律反発をみせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の21410円となり、これにサヤ寄せする格好から先物主導によるインデックス買いが日経平均を押し上げた。ギャップ・アップで始まった日経平均は、その後もじりじりと上げ幅を広げる格好となり、一時21551.14円まで上げ幅を拡大している。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1900を超えており、全体の9割を超えるほぼ全面高商状に。セクターでは石油石炭の上昇率が4%を超えているほか、その他製品、鉱業、精密機器、化学、機械、金属製品が上位に。一方で、パルプ紙のみが小幅に下落している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<
8035>、TDK<6762>、日東電<6988>がけん引。

 日経平均は大幅に反発し、5日線を捉えてきている。2日の下落で空けたマド(21366-21645円)下限辺りでの攻防といった形であり、21366円処を上回っていれば、一先ず5日線に上値を抑えられたとしても、本日のところは、リバウンド態勢はキープといったところであろう。ボリンジャーバンドでは-1σを突破してきているが、21300円処に位置している-1σを上回っていれば、次第にショートカバーを誘う格好となりそうだ。

 物色はインデックス買いが中心であり、指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する格好。一方、幅広い銘柄が上昇しているものの、中小型株の多くは自律反発の範囲内である。マザーズ指数は心理的な1200ptを回復できずにいる。こう着感が強まってくる局面では、次第に戻り待ちの売り圧力に押される可能性は警戒しておきたい。
(村瀬智一)


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