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日経平均は小幅続伸、材料系の銘柄などに個人主体の資金が集中


 日経平均は小幅に続伸。9.02円高の22910.79円(出来高概算7億5000万株)で前場の取引を終えた。週明け18日の米国市場では主要株価指数が連日で最高値を更新。予想を上振れた経済指標のほか、税制改革実現への楽観的な見方から投資家のリスク選好姿勢が強まっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の22960円となり、この流れを引き継ぐ格好から日経平均は続伸で始まった。

 しかし、寄付き直後の22990.42円を高値に伸び悩み、一時下げに転じる場面もみられるなど、前日終値を挟んでのこう着となっている。セクターではゴム製品、証券、輸送用機器、空運、その他金融がしっかり。半面、建設、海運、陸運、金属製品、食料品がさえない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。

 日経平均は23000円に届かず、こう着感の強い相場展開が続いている。ただし、TOPIXがマイナスで前場を終えていることもあり、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が需給の下支えになりそうである。米税制改革成立への期待も大きく、押し目買い意欲は根強いと考えられるが、前日の大幅な上昇に対する利益確定の売りも出やすいところであろう。

 一方で、東証2部やマザーズ、JASDAQはプラス圏での推移をみせている。材料系の銘柄などに個人主体の値幅取り狙いの資金が集中する動きも散見されており、日経平均がこう着ながらも底堅い値動きを見せる中、中小型物色に向かわせそうだ。
(村瀬智一)


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