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日経平均は反発、金融セクターなどへ資金がシフト


 日経平均は反発。90.62円高の22576.86円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えた。28日の米国市場は、NYダウが250ドル超の上昇となり、最高値を更新した。次期FRB議長に指名されているパウエルFRB理事が、公聴会で緩やかな利上げ路線の継続に言及したことで買いが先行。北朝鮮によるミサイル発射を受けてナスダックは一時下げに転じる場面もみられたが、その後急速に切り返すなど、影響は限定的だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の22630円となるなか、朝方はこれにサヤ寄せする格好から買いが先行した。

 寄付き直後には22643.93円まで上げ幅を拡大させる場面もみせたが、北朝鮮情勢への警戒や半導体関連への利益確定の流れが上値追いを慎重にさせていた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは、鉄鋼、保険、銀行、その他金融が強い値動きとなり、32業種が上昇。電気機器が小幅だが唯一下落している。

 日経平均は5日線を上回っての推移となり、狭いレンジながらも底堅い展開をみせている。また、半導体関連銘柄は、需要がピークアウトしたとの見方が浮上するなか、東エレク<8035>が引き続き下落しているが、一方で金融セクターなどへ資金がシフトしており、需給状況は良好であろう。後場は日銀のETF買い入れは期待しづらく、短期的な売り仕掛けもみられそうだが、このところは14時以降にショートカバー的な動きがみられている。押し目買い、戻り売りスタンスといったところか。
(村瀬智一)


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