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日経平均は反落、出遅れマザーズ銘柄への物色を意識


 日経平均は反落。18.11円安の21990.34円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えた。27日の米国市場は複数の主要ハイテク決算が予想を上振れたことが好感され買いが先行。高値警戒感から上値は限られたものの、7-9月期GDP速報値が予想を上振れたほか、原油相場の上昇が好感され堅調推移となった。シカゴ先物は大阪比変わらずだったが、ADRではソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、任天堂<7974>、コマツ<6301>、花王<4452>、日東電<6988>が堅調だった流れから買いが先行し、連日で年初来高値を更新。

 しかし、その後は高値圏でのこう着が続いていたが、前場半ば辺りから先物主導で利食いの流れが強まり、小幅ながらマイナスに転じている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではパルプ紙、鉱業、石油石炭、機械、その他金融がしっかり。一方で、鉄鋼、精密機器、卸売、保険、食料品、医薬品が冴えない。

 TOPIXも小幅に下げに転じてきており、後場は日銀のETF買い入れが期待されそうである。これが下支えとして意識されるなか、売り込みづらい状況が続こう。しかし、決算発表が本格化する中、決算を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。海外勢によるインデックス買いも継続していると考えられるが、日経平均の22000円で心理的な達成感も意識されるため、戻り待ちの売り圧力が強まりやすいところでもある。日銀のETF買い入れ観測のインパクトが薄れるようだと、利食いが強まることも意識しておきたい。

 もっとも先高期待が強い状況には変わりなく、相対的に出遅れているセクターや中小型株などへ資金がシフトしてくることが考えられる。マザーズの出遅れが顕著ななか、マザーズ銘柄への物色に期待したいところである。
(村瀬智一)


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