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日経平均は反落、中小型株物色とは言え主力大型株が強くないと盛り上がりに欠ける


 日経平均は4営業日ぶりに反落。46.51円安の20183.90円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。20日の米国市場は、原油相場の下落が嫌気され、エネルギーセクターを中心に反落となった。シカゴ日経225先物は大阪比30円安の20170円となるなか、利食い先行の展開から始まった。ただし、前日までの上昇で年初来高値を更新していたこともあり、想定内の一服との見方から押し目買い意欲も強く、底堅さが意識されている。

 セクターでは、空運、ガラス土石、陸運、ゴム製品、建設がしっかり。半面、鉱業、証券、非鉄金属、銀行、石油石炭、保険、海運が冴えない。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、JT<2914>が軟調。一方でトヨタ自<7203>、村田製<6981>、GNI<2160>、アンジェス<4563>が堅調。

 日経平均は前日空けたマドを埋める格好の調整であり、5日線は上回っている状況。短期的な過熱感や達成感も意識されやすいところであるため、押し目買い意欲は強そうである。後場は日銀のETF買い入れへの思惑が下支えとなり、より売り込みづらくさせよう。

 物色は中小型株に向かいやすく、個人主体での売買が中心になりやすいだろう。ただし、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>が冴えないほか、日東電<6988>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など値がさハイテク株も弱い。中小型株物色とは言え、主力処が強い動きをみせられないと、物色意欲も盛り上がりに欠けるだろう。
(村瀬 智一)


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