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日経平均は続伸、決算本格化、いったん利益を確保する動きも


 日経平均は続伸。71.76円高の19474.15円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えている。26日の米国市場は高安まちまちだったが、引き続きトランプ政権への期待からNYダウは連日で最高値を更新。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の19505円と19500円を回復していた。また、円相場は1ドル114円半ばでの推移と、前日から1円程度の円安に振れていることも安心感につながるなか、買い先行で始まった。

 ただ、シカゴ先物にはとどかず、直近急伸に対する利益確定の売りも出やすいなか、寄付き後は狭いレンジでの取引が続いている。とはいえ、19400円を上回っての推移が続くなど、底堅さが意識されている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超え、過半数を占めている。セクターでは鉱業、ゴム製品、石油石炭、空運、銀行、精密機器、情報通信がしっかり。半面、海運、その他金融、輸送用機器、鉄鋼、証券が小安く推移している。

 週末要因もあってか、こう着感の強い相場展開となっている。業績上方修正を発表したファナック<6954>、アドバンテスト<6857>が利食い優勢となっているほか、本日決算発表を控えている信越化<4063>が利食い売りに押されるなど、いったん利益を確保する動きもみられている。先高期待は強いものの、これまで強い値動きを続けていた銘柄等へは、いったん利食いに向かわせそう。

 一方で、ディフェンシブなどトランプ物色から外れていた銘柄等は買い戻しのほか、相対的に出遅れいることから、見直しの動きが意識されてくる。個人主体の中小型株やテーマ株についても、出遅れを探る流れに向かわせよう。
(村瀬 智一)


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