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【矢野経済研究所プレスリリース】新卒採用支援サービス市場に関する調査を実施(2024年)~2022年度の新卒採用支援サービス市場規模は前年度比7.1%増の1,312億4,000万円~


株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の新卒採用支援サービス市場(7市場計)を調査し、各種サービス別の市場動向、参入事業者の動向、将来展望を明らかにした。

1.市場概況

2022年度の新卒採用支援サービス市場規模(7市場計)は、サービス提供事業者売上高ベースで前年度比7.1%増の1,312億4,000万円であった。2022年度は、企業の新卒採用意欲の順調な高まりに加えて、コロナ禍で停滞していた集合型イベントなどの対面サービスが再開したことや、売り手市場における学生との早期接触ニーズの高まりを背景に採用活動における手法等の多角化が進んだことなどが影響し、新卒採用支援サービス全般に対する企業のニーズが高まった結果、新卒採用支援サービス市場は拡大した。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000297537&id=bodyimage1

2.注目トピック~採用直結型インターンシップがもたらす市場への影響~

2023年4月から、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の合意改正のもと2025年3月以降の卒業生を対象とするインターンシップの定義が変更されたことにより、企業がインターンシップで得た学生情報を採用選考で活用する、採用直結型のインターンシップの実施が可能となった(大卒者向けは、採用と大学教育の未来に関する産学協議会が定義するインターンシップ類型のうち「タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ」に限り活用可能)。

こうした背景から、採用活動におけるインターンシップの重要性がさらに高まっている。今回の調査時点での新卒採用支援サービス市場への影響としては、就職情報サイトやイベント・セミナーにおいて、インターンシップ募集に向けたプレサイトへの掲載企業の増加や、インターンシップイベントへの出展企業の増加など、プラスの影響がみられた。インターンシップの重要性が高まったことで、インターンシップの学生集客に活用できる新卒採用支援サービスに対する企業からのニーズが高まっている。

新たな定義に対応したインターンシップの実施が本格化するものとみられる2026年3月卒業生以降の採用活動の動向が注目されている。

3.将来展望

2023年度の新卒採用支援サービス市場規模(7市場計)は、サービス提供事業者売上高ベースで前年度比5.6%増の1,385億6,000万円を見込み、2024年度は同5.3%増の1,459億7,000万円を予測する。

今後も、企業の新卒採用意欲の拡大を背景に、新卒採用支援サービスに対するニーズは一層高まり、採用手法やサービスに対するニーズの多様化も進行していくとみられる。新卒採用支援サービスは、デジタル技術を活用したサービスの多機能化等により様々な求人企業からの需要を取り込むことで、当面の間、市場を拡大させていくと予測する。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3530

調査要綱
1.調査期間: 2024年1月~2024年3月
2.調査対象: 新卒採用支援サービス事業者、有力大学法人等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用
4.発刊日: 2024年03月28日

お問い合わせ
⇒プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/



配信元企業:株式会社矢野経済研究所
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