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日本の巨匠シリーズ「日本作曲界の父 池内友次郎とその門下を聴く」(10月11日豊洲にて) 西耕一の司会企画構成で聴く合唱コンサート、邦楽器、打楽器など様々なコラボレーションでお届けする。



スリーシェルズは、代表 西耕一が企画構成司会をつとめる室内合唱団「日唱」の特別演奏会「池内友次郎とその門下」のコンサート開催を9月17日に告知する。

日本の巨匠シリーズ。合唱コンサート
「日本作曲界の父 池内友次郎とその門下を聴く」
2019年10月11日(金)19時開演(18時半開場)豊洲シビックセンター

日唱特別演奏会「池内友次郎とその門下」について

日本の作曲界は、池内友次郎(1906-1991)を抜きにして語れない。
1927年、日本人として初めてパリ国立音楽院作曲科で学び、フォーレ、サン・サーンス以来の近代フランスの作曲書法を日本に根付かせた。その功績は計り知れないものであり、池内以前と池内以後とも言えるほどの違いが聴き取れる。
門下の松村禎三は『池内先生と出会って、目からうろこが落ちるような感覚を持った』と述べており、同じく門下の三善晃は池内追悼コンサートに寄せて『先生は最も高度な音楽の書式を教えることのできた唯一の教育者だった』と書いている。
その最高の教育を受けたのが、黛敏郎、矢代秋雄、別宮貞雄、松村禎三、間宮芳生、林光、三木稔、眞鍋理一郎、助川敏弥、三善晃、池辺晋一郎、北爪道夫、西村朗など・・・。ごく一部の紹介にとどまったが、我が国で活躍する作曲家の殆どは、直接もしくは間接的な池内門下と言えよう。その息吹は今も連綿と受け継がれている。
池内門下のすぐれた創作をまとめて1969年には『池内友次郎の音楽とその流派』というレコードボックスも発売された。奇しくも50年前のことであった。そのような偶然も手伝い、企画者は室内合唱団『日唱』による『日本の巨匠』シリーズとして『池内友次郎』を特集したいと考えた。
ひとことに合唱と言っても、無伴奏、打楽器、ピアノ、邦楽器など、様々なコラボレーションによって作られる音響美が展開される。そう。池内友次郎の門下に共通するのは音響の美しさなのだ。
旋律のフォルムも惚れ惚れする造型だとおもう。
フランスの書法を徹底して学んだその基礎ゆえだろうか。
繊細にして美しい響きだけでなく、エネルギッシュながらもブリリアントな響きも聴こえる(池内門下は伊福部門下も多い)。
今回の日唱でとりあげるのは、池内にとって、結果的に遺作となった『恋の重荷』(1974)の久々の再演(もしかすると題名のない音楽会での追悼演奏以来?)と、その弟子たちのオリジナリティーが発揮された音楽を特集します。
コンサートは厳かに、黛敏郎が天台声明を元に編作した『始段唄・散華』で幕開けます(22年ぶりの演奏)。涅槃交響曲の翌年の作品。聲明の祈りがホールを満たします。それを受けて、眞鍋理一郎の『請雨呪』が、雨乞いのお経を歌い捧げます。ついに黒い雲(奄美の方言で「くるだんど」)が現れ三木稔の『奄美の旋律による日本楽器と混声合唱のためのカンタータくるだんど』が邦楽器とともに圧倒的なサウンドをもたらします。鹿児島と沖縄、そして大陸に挟まれ、様々な圧力のなかで労働を強いられた民衆の労働歌が、台風とともに歓喜の歌として蜂起・爆発・発散されます。
後半は、助川敏弥の『ちいさきいのちのために』が美しくも繊細な音でLacrimosaを歌います。池内友次郎の『恋の重荷』は、謡曲を原作とした、能の時間感覚が聴き取れます。ティンパニと混声合唱という特殊な編成であるが、ティンパニは鼓のイメージも重ねているのかもしれない。一聴しただけでは聞き流してしまうかもしれないが、それだけでない多層的な時間が流れています。松村禎三の合唱組曲『蛙』は草野心平の詩をご存知ならば、松村と草野の個性が出会う爆発的なエネルギーを想像できるはずです。
打楽器と混声合唱という編成も興味深い。これは聴き物になるでしょう。雨乞い、黒い雲の恵みの雨を受けた蛙たちの大合唱です。
この曲は松村禎三亡き後の初の再演となります。委嘱初演となる森ミドリは、池内友次郎の俳句を使った合唱曲となった。高浜虚子の息子として句作も行った池内の俳句を合唱曲にする。一体どんな曲になるのだろうか。
秋の夜に日本の優れた作曲家たちの幅広い音楽を味わいたい。(企画構成 西耕一)

コンサート詳細情報

2019年10.11(金)19時開演(18時半開場)豊洲シビックセンター
日唱特別演奏会「池内友次郎とその門下」

演目
黛敏郎 天台声明による始段唄・散華(1959)無伴奏混声
眞鍋理一郎  請雨呪(1985) 混声合唱とピアノのための
三木稔 くるだんど(1963)奄美の旋律による日本楽器と混声合唱のための
森ミドリ 伯林の月 巴里の月(池内友次郎の俳句による)委嘱初演
助川敏弥 ちいさきいのちのために(2000) 混声合唱とピアノのための
池内友次郎 戀の重荷(1974) 混声合唱とティンパニのための
松村禎三 合唱組曲「蛙」(1998) 混声合唱と打楽器のための

出演
室内合唱団「日唱」
指揮 山﨑滋
ピアノ 松元博志
企画・構成 西耕一
打楽器(池内、松村曲)會田瑞樹
邦楽合奏(三木稔曲)
笛 松尾慧
尺八 山口賢治、高橋慧山、本間豊堂
三味線 田中奈央一、大友美由奈、 成瀬朋子
十七絃 藤川いずみ
太鼓 若月宣宏、鈴木章友、西谷八千代
チケットお問合せ
日唱公式サイト
http://www.nissho-chorus.com/
日唱連絡センター
070-5584-5476
イープラスhttp://eplus.jp
チケット(当日は500円増し)
一般3500円 学生 1000円演奏曲目(予定)
主催 一般社団法人 日本合唱協会

プロフィール

山﨑滋(やまざき・しげる)指揮

東京生まれ。東京藝術大学指揮科に学ぶ。指揮を金子登、佐藤功太郎に。ピアノを竹尾聆子、ヴァイオリンを山岡耕筰、スコアリ-ディングをH.ピュイグ=ロジェ、チェンバロをD.ヘルマンに師事。在学中より二期会オペラの合唱指揮者、副指揮者として活動を始め、小澤征爾、若杉弘等のアシスタントを多く務める。日本合唱協会第104回定期演奏会でプロデビュー。バロック音楽にも造詣が深く、マタイ研究会管弦楽団・同合唱団を指揮した「バッハ・マタイ受難曲」のCDが1992年に発売され好評を博した。新国立劇場(オペラハウス)の開場に伴い、バイロイト音楽祭に派遣されN.バラッチェのもと研鑚を積む。新国立劇場の開場記念公演「ローエングリーン」では同氏のアシスタントを務める。2000年より同劇場の専属を務める。2009年より日本合唱協会の指揮者に就任する。2015年に室内合唱団日唱代表および一般社団法人日本合唱協会の理事長に就任。日本指揮者協会会員。

一般社団法人 日本合唱協会

2014年 一般社団法人日本合唱協会(通称 室内合唱団日唱)を設立。室内合唱団日唱は、1963年に設立され1966年から25年間山田一雄のもとで音楽的基盤を作り上げ
た日本合唱協会の意思を継承し、その演奏は透明なハーモニー、緻密なアンサンブル、美しい音色、豊かな音楽性を有し、他の追随を許さない評価を得ている。
年間5回の定期演奏会、日唱コーラスサロン、特別演奏会、地方公演の他TVラジオ出演、CM、CD録音、また全国の小中高校および施設での音楽鑑賞教室への出演等、音楽普及に努めている。

オーケストラ・トリプティーク http://3s-ca.jimdo.com/
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伊福部昭百年紀Facebook https://www.facebook.com/ifukube100
生誕90年・黛敏郎 https://www.facebook.com/mayuzumitoshiro/
生誕94年 芥川也寸志Facebook https://www.facebook.com/akutagawa1925
生誕94年 渡辺宙明Facebook https://www.facebook.com/chumeiwatanabe

■本件や所属・関連アーティストに関するお問い合わせは下記までお願い致します。

株式会社スリーシェルズ
〒170-0013 東京都豊島区東池袋5-7-6-604
TEL:070-5464-5060
http://www.3s-cd.net/
メール jcacon@gmail.com
担当 西

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000201808&id=bodyimage1



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