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【オーダー金属建材の菊川工業】輻射冷暖房「R Air-con」医療・ケア施設へ展開:エンドユーザーに分かりやすい形で本格販売開始



建築物の金属製内外装工事を手がける菊川工業株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:宇津野嘉彦、以下菊川)が製造している、輻射冷暖房システム「R Air-con」(アール・エアコン)(*1)を、病院や老人ホームなどの医療・ケア施設を中心とするエンド・ユーザーに対して、5月より販売を本格的に開始することをお知らせします。
昨年7月の「R Air-con」の発表以来、企画・販売部門である菊川のグループ会社のキクカワタクト株式会社(本社・代表取締役社長:同上)が、設計事務所や設備コンサルタントを中心にテスト的に販売促進活動をしていました。そのなかで、指摘のあった改善点や、実験データに基づく改良を加えたシステムにて、最終的な導入決定権を持つお客様向けの営業活動を強化してまいります。営業ツールとして、技術資料とは異なる分かりやすいパンフレットを作成したことも、あわせてお知らせいたします。
(*1)下段、[R Air-con(アール・エアコン)について]をご参照ください。

■ パンフレット作成の狙いと今後の展開
テスト販売時は、専門的な知識がある会社に販売促進を行っていた関係上、技術的な説明をする資料は準備していましたが、一般向けにはコンセプトを説明した簡易的なパンフレットしかありませんでした。この度作成したパンフレットは「R Air-con」導入のメリット・快適さの理由・従来の輻射空調(冷温水式)との違いなどを、イラストや図・表を用いて分かりやすく説明しています。
「輻射空調」が世間的に根づいていない状況のもと、医療・ケア施設などのエンドユーザーに対して、新築もしくは改修を検討するうえで、選択肢の1つとして認知していただくことを目指します。

■ 菊川工業会社概要
菊川工業は1933年創業のオーダーメイドの金属建材メーカーです。創業以来、時代をリードする建築物に果敢に挑戦しており、昨年5月に竣工した薬師寺食堂(じきどう)の化粧天井などにも参画しています。2009年から環境製品にも取り組むなど、常に新しい課題に挑み続けています。
<施工例> 東京スカイツリー/展望台パネル、東京駅丸の内駅舎/柱型、渋谷ヒカリエ/シアター外装、東急プラザ表参道/万華鏡パネル、ブルームバーグ新欧州本社屋/ブロンズ工事、など海外物件を含め多数

[社名] 菊川工業株式会社
[代表者] 宇津野 嘉彦 (うつの・よしひこ)
[所在地] 本社:東京都墨田区菊川2-18-12
工場(キクカワテクノプラザ):千葉県白井市中98-15
[設立] 1933年11月1日
[資本金] 1億円
[従業員数] 192名(2017年12月20日現在)
[URL] https://www.kikukawa.com/
[関連会社] キクカワタクト株式会社(環境建材販売)

<本件に関するお問合せは下記までお願いいたします>
菊川工業株式会社 広報Webチーム 担当 田部井、中村
TEL:047-492-0144
E-mail:web@kikukawa.com

【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000173991&id=bodyimage1

【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000173991&id=bodyimage2

●R Air-con(アール・エアコン)について
菊川では、輻射(*2)冷暖房システム「R Air-con(アール・エアコン)」を、主にビル空調における通年快適な室内空間を簡単施工で実現する環境建材として、2017年7月よりテスト販売しています。
同製品は、人と環境にも優しい次世代の空調システムとして位置づけられる輻射冷暖房システムの従来の問題点を解決し、働く環境を改善します。さらに、菊川従来のオーダーメイド販売形態で培ったノウハウを活かし高いデザイン性を可能にし、利用者の評価向上も狙いたい新築物件やリノベーション時の建物の高付加価値化に貢献します。
(*2 )輻射:電磁波によって熱が温かい方から冷たい方へ移動する仕組み。身近な例では、太陽の熱移動や電子レンジの仕組みがあります。

■ 輻射冷暖房システムとは
輻射冷暖房システムは、気流に頼らず熱を移動させる(輻射=放射する)ことで、従来発生していた直風による不快感・温度ムラ・ほこり・騒音といった問題を解消した空調システムです。
< 従来輻射冷暖房の問題点 >
● 足元が冷える
● 立ち上げ時間が長い
● 結露が発生しやすい
● 天井のデザインができない
●(輻射の)放射効果の範囲が狭い
● 大掛かりな配管・設備・工事
< 菊川の輻射冷暖房システム >
●「冬は床から夏は天井から」W輻射で温度ムラが少ない
● 輻射と対流のハイブリッド方式で立ち上がり時間を短縮
● 温度の操作性が高い
● 結露防止の工夫で、調湿設備不要
● 室内デザインへの個別対応が可能
● パネル表面・形状で輻射効果を広範囲に向上
● 従来エアコン利用や、天井・床のダクト化で簡単施工

■ 製品概要
・製品名:R Air-con(アール・エアコン)
・方式:エアコン型天井・床両面輻射(輻射と対流のハイブリッド型)
・出願情報:関連特許出願4件・意匠登録出願1件

■ 製品化の背景と輻射冷暖房の現状
女性の社会進出の増加や超高齢化社会といった社会的背景を受け、オフィス室内や医療・ケア施設に対する「人と環境にやさしい」環境への要望が高まっています。その高まりを受け、新築はもちろんのこと、今後増加する見込みの改修工事に対して、利用者の快適さを追求する投資の増加が期待されています。
その高まりを受け、次世代の空調システムとして期待される輻射空調システムですが、これまでメリットは大きいものの導入に対するコストや施工の難しさがありました。菊川はこれらの問題を解決し、デザイン性も考慮した輻射冷暖房システムを実現し、導入のしやすい製品にしました。

■ 輻射冷暖房システム導入による利用者のメリット
「R Air-con」は、さまざまな施設に展開していただけます。
●病院や福祉施設などで、対流が少なくホコリが舞いにくいことから、高齢者や患者さんにも快適な空間を提供
●オフィスでは、人によって異なる体感温度のムラを軽減でき、女性が感じがちな冷えやほてりを軽減
●学校や保育所などで季節に合った温度設定ができることから、体の負担が少なく音も静かな過ごしやすい環境を子どもたちへ提供

以上


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