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賞金500万ドルのIBMワトソンAI Xプライズ・コンテストの大賞受賞者を発表



Zzapp Malariaの受賞テクノロジーは、人間がいかにAIと連携して地球規模の課題に取り組むことができるかを実証

ロサンゼルス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 人類の重要課題の解決に向けた賞金付きコンテストの考案・実施で世界をリードするXプライズと、IBMのビジネス向けAIテクノロジーであるIBMワトソンは本日、500万ドルのIBMワトソンAI Xプライズ・チャレンジの大賞受賞者を発表しました。2016年に最初に開始されたこの5年間の世界的なコンテストは、人工知能(AI)テクノロジーの採用を加速し、社会の重要な課題を解決するための真にスケーラブルなテクノロジーの創造性に富んだ革新的で大胆な実証を触発することを目指しました。



一位を獲得したのはZzapp Malaria、二位にAifred Healthが選ばれ、Marinus Analyticsがそれに続きました。これらのファイナリストは、10チームのセミファイナリストの中から、昨年ニューヨーク市のTED本部で開催されたイベントでの審査団へのソリューションのプレゼンテーションを経て選ばれました。300万ドルの大賞、100万ドルの二等賞、50万ドルの三等賞がこれらのチームに授与されます。合計して、世界中から150チーム以上がこのコンテストに参加しました。


Xプライズのアニューシャ・アンサリ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「5年間の懸命な努力と献身を経て、XプライズはZzapp MalariaをIBMワトソンAI Xプライズの大賞受賞者として発表できることを非常にうれしく思います。Zzapp Malaria、Aifred Health、Marinus Analyticsは、AIの進歩の最前線にいます。これらのチームが私たちの未来にもたらすプラスの影響を直接目にすることを、楽しみにしています。」


IBMのデータおよびAI部門ゼネラルマネジャーのダニエル・ヘルナンデスは、次のように述べています。「IBMワトソンAI Xプライズのファイナリスト3チームはそれぞれ、AIの力を使って世界の最も難しい課題のいくつかに取り組んだ時に何が可能であるかを示しています。私たちがIBMで開発したAIテクノロジーがいかに、これらの組織が社会にプラスの変化をもたらすために優れたテクノロジー・ソリューションを実現および拡大するために役立つかを目の当たりにして、刺激を受けています。」


イスラエルのテルアビブを拠点とするZzapp Malariaは、マラリア撲滅に力を注いでいます。このチームのAIテクノロジーは、マラリア撲滅キャンペーンが直面する主な課題に取り組むために開発されており、Cloud Pak for DataのためのIBMワトソン・スタジオといったツールを使って構築されたカスタム・モデルを作成し、天候によってできる小さな水塊の数を予想することによって、幼虫駆除の作業を開始するタイミングを最適化できるようにします。



  • Marinus Analytics(所在地:ペンシルベニア州ピッツバーグ):2014年にカーネギー・メロン・ロボティクスから設立された女性所有企業であり、人身売買と闘うという唯一の社会的使命を原動力としています。同社ソリューション「トラフィック・ジャム」は、ビッグデータを実用的なインテリジェンスに迅速に変換することにより、人身売買業者を見つけて被害者を救うための調査の時間を数時間、時には数日間も短縮する一連の分析ツールです。Marinus Analyticsは、IBMワトソン・ディスカバリーとIBMワトソン・アシスタントを使ってトラフィック・ジャムの応用を拡大し、金融詐欺や国際犯罪グループへの不正な利益の流れの調査をサポートしています。



  • Aifred Health(所在地:カナダ・モントリオール):うつ病を初めとし、メンタルヘルスに関する臨床意思決定のサポートに焦点を当てているデジタルヘルス企業です。このチームのソリューションは、AIを使って数千人の患者から学習し、治療の調整をサポートして、患者が寛解に達するまでの時間を短縮します。IBMワトソン・ヘルスは、Aifred Healthが機械学習モデルを改善するための何百万件ものうつ病の観察データ記録を提供しています。


勝者を決定するために、XプライズAIは、世界中からの代表者で構成されるグローバルな審査員団を招集しました。審査員団は、達成された技術的影響、証明された現実世界の影響、現実世界の影響のスケーラビリティ、倫理および安全性の4つの側面での成績に基づいて各チームを評価しました。


受賞チームは本日、WIREDとの提携の下で、Xプライズのアニューシャ・アンサリCEOとIBMのセス・ドブリン最高AI責任者を招いた「IBMワトソンAI Xプライズの善のためのAI」炉辺談話にて発表されました。両者は、人類の未来のためのAIの課題と重要性について話し合いました。WIREDとのパートナーシップの一環として、Xプライズは「最もインスピレーションをもたらすチーム」の一般投票を開始し、Zzapp Malariaが勝者に選ばれました。炉辺談話の全体とその他のコンテンツは、こちらのWIREDのコンテンツ・ハブからご覧いただけます。


Xプライズについて


Xプライズは、第501(c)3条非営利団体であり、世界の最重要課題の解決に向けた革新的コンテストモデルの考案・実施における世界的リーダーです。現在実施中のコンテストには、賞金1億ドルの炭素除去Xプライズ、賞金1500万ドルのXプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオン、賞金1000万ドルの雨林Xプライズ、賞金1000万ドルのANAアバターXプライズ、賞金500万ドルのXプライズ・ラピッド・リスキリングがあります。詳細情報については、xprize.orgをご覧ください。


IBMワトソンについて


ワトソンは、IBMのビジネス向けAIテクノロジーであり、組織による将来の結果の予測と形成の向上、複雑なプロセスの自動化、従業員の時間の最適化をサポートします。ワトソンは、IBMリサーチのプロジェクトから実験へ、そして、どこでも実行できる拡張されたオープンな一連の製品へと進化を遂げてきました。クライアント・エンゲージメントが4万件を超えるワトソンは、多様な業界で第一級の世界的ブランドによって利用され、人々の働き方を変革しています。詳細については、https://www.ibm.com/watsonをご覧ください。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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