ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- リサーチに基づく指数と分析を提供する大手企業のMSCI(NYSE:MSCI)は本日、MSCI新興国株指数を含むMSCI指数への中国A株20%部分組み入れの第3段階である最終段階を完了したことを発表いたします。

2019年11月26日の市場終了時点で、MSCI指数には、大型株244銘柄と中型株228銘柄の合計472銘柄の中国A株が組み入れられます。MSCI ACWIおよびMSCI新興国株指数における中国A株のウェイトは、それぞれ0.5%および4%に達します。中国A株およびオフショア上場株を含むMSCI中国指数には、710銘柄が組み入れられます。その組み入れ比率は、MSCI ACWIで4%、MSCI新興国株指数で34%となります。

既に述べたように、中国A株のMSCI指数への追加組み入れについては、公開聴聞を実施し、国際機関投資家が強調する残りの市場改革への対応に向けた進捗状況に照らして検討します。MSCIの中国A株組み入れに関する直近の公開聴聞1で、投資家は、追加組み入れを検討する前に、以下の問題を解決する必要があることを強調しました。

  • ヘッジ商品とデリバティブ商品へのアクセス:国際機関投資家は、中国株への配分の拡大とリスクの高まりの管理のために、流動的なオンショアおよびオフショア指数先物・オプション契約を必要としています。国際投資家にとって、特に中国などの複雑で層が厚く多様な株式市場については、指数先物・オプション契約は非常に重要なリスク管理ツールです。
  • 中国A株の短い決済サイクル:国際機関投資家は、中国A株の短い決済サイクルに対処する上で今も大きな運営上の課題とリスクを抱えていることを強調しています。中国では現在、T+0/T+1の代金引換証券渡し(DVP)でない非DVP決済サイクルを採用しています。MSCI ACWIのほとんどの市場は現在、T+2/T+3 DVP決済サイクルで運営されています。
  • ストック・コネクトの休業日:国際機関投資家は、中国本土の休日とストック・コネクトの休業日が一致していないことを懸念しています。現在、ほとんどの国際機関投資家は、中国A株の主要なアクセス方法としてストック・コネクトを利用しているため、現在の休業日の取り決めを検討して不要な投資摩擦を最小限に抑えることが重要です。
  • ストック・コネクトでのオムニバス取引制度の利用性:多くの大手ファンド運用会社やブローカーディーラーは、適切に機能するオムニバス制度が早急に必要であると強調しています。複数の顧客口座のために単一の注文を出す機能は、国際機関投資家が最良執行を容易に行って運営リスクを低減する上で非常に重要です。

MSCIは、継続して国際投資を促進するため、中国当局が上記のすべての問題を解決した後に、中国A株のMSCI指数への追加組み入れについて公開聴聞を開始します。

MSCIについて

MSCIは世界の投資コミュニティーに重要な投資判断支援ツールとサービスを提供する大手企業です。45年以上にわたるリサーチ、データ、テクノロジーの専門知識を有する当社は、クライアントがリスクとリターンの重要な推進要因を理解して分析し、自信を持ってより効果的なポートフォリオを構築できるようにすることで、投資判断を向上させます。当社は業界をリードするリサーチ強化ソリューションを構築し、クライアントはこれを用いて投資プロセス全体を把握し、透明性を高めることができます。詳細については、www.msci.comをご覧ください。

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1 MSCIは、2018年9月から2019年2月にかけて、MSCI指数における中国A株の組み入れ比率を上げることについて公開聴聞を実施しました。

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