上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ベリシリコン・ホールディングス（ベリシリコン）は本日、グローバルファウンドリーズ（GF）の22FDX®
FD-SOIプロセスに基づくBluetooth Low Energy (BLE) 5.0準拠RF
IPを発表しました。この新製品はベリシリコンの革新的RFアーキテクチャーの強みと、GFの
22FDX技術を活用しており、現在の製品よりも消費電力、実装面積、コストの大幅改善を達成しているため、新たに登場して普及しているウエアラブルデバイスやIoTアプリケーションに従来以上に貢献できます。
ベリシリコンのBLE 5.0 RF IPは、BLE
5.0仕様準拠でGFSK変復調に対応したトランシーバーを含んでいます。シリコン測定結果によれば、通常条件で最大感度-98dBmを7mW未満の消費電力で達成しています。これにより、低消費電力IoTアプリケーションでのバッテリー寿命を大幅に改善することができます。またRFトランシーバーの面積は55nmバルクCMOSでの同様の実装例と比べ、40%削減されています。RFトランシーバー以外にも、このIPはバラン、TX/RXスイッチ、32K
RC
OSCドライバーをオンチップ集積しているため、部品点数を削減できます。また電力管理用に高効率のDC/DCコンバーターとLDOレギュレーターも用意しています。
ベリシリコンBLE 5.0 RF
IPによるSoCはGFの22FDXプロセスで製造され、コスト効率の高いスケーリングと省電力をIoTアプリケーションで実現します。22FDXにより、RF、トランシーバー、ベースバンド、プロセッサー、電力管理の部品をシングルチップ上に効率よく集積化することができます。
ベリシリコンの創業者で会長・社長・最高経営責任者（CEO）を兼任するウェイン・ダイ博士は、次のように語っています。「ウエアラブルデバイスやIoTの市場、特にワイヤレスヘッドホンの市場は急成長しており、今後もコンシューマー製品、補聴器、パーソナルケア製品、その他の産業製品に急拡大していくでしょう。特にGFの22FDXという形でFD-SOIのRF集積化機能を活用した当社のBLE
5.0 RF IPは、ワイヤレスヘッドホンなどのウエアラブル製品のシステムコストを大幅に削減し、成長の勢いを大きくしていくはずです。」
GFのエコシステムパートナーシップ担当バイスプレジデントを務めるマーク・アイルランド氏は、次のように語っています。「ベリシリコンのBLE
IPはGFの22FDX
FD-SOI機能を補完しており、低消費電力IoTデバイスやコネクテッドデバイスの爆発的増加を支える上で有利な位置につけています。当社はベリシリコンと共に当社のIPとサービスを拡大することで、両社共通の顧客が電力効率やコスト効率の高いソリューションをこれまで以上に提供できるようにします。」
ベリシリコンについて
ベリシリコンはサービスとしてのシリコンプラットフォーム（SiPaaS®）を手掛ける企業として、モバイルインターネットデバイス、データセンター、モノのインターネット（IoT）およびモノのAI（AIoT）、自動車、各種産業、医療用電子機器などの広範なエンドマーケット向けに、業界をリードする包括的なシステムオンチップ（SoC）およびシステムインパッケージ（SiP）のソリューションを提供しています。当社の機械学習／人工知能技術は「インテリジェント」デバイスを求める動きに対処する上で有利な位置につけています。SiPaaSにより、当社顧客は半導体の設計開発プロセスで競合他社より非常に有利なスタートを切り、差別化機能によるコアコンピテンシーに努力を集中させることができます。当社のエンドツーエンドの半導体ターンキーサービスは、概念から完成されたテスト済みのパッケージ半導体チップに至るまでの設計を記録的な短期間で行います。当社のSiPaaSソリューションは幅が広く、柔軟性を持っているため、多様な顧客にとって性能効率とコスト効率の高い選択となります。
2001年に設立され、中国上海に本社を置くベリシリコンは、世界で700人の従業員を擁し、5カ所の研究開発センターと9カ所の販売拠点を有しています。
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