高品質の消費者向けARウエアラブル製品を600ドルで市場に投入するための導波管セットの量産ソリューション
ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 回折型導波管の世界的大手設計・製造企業のウェーブオプティクスは本日、ウエハーボンディングとナノインプリントリソグラフィー機器の大手サプライヤーのEVグループ（EVG）と協力して、高性能の拡張現実用導波管を今日の業界の最低コストで大衆市場に提供すると発表しました。導波管は、ウエアラブルARのための重要な光学部品です。
ウェーブオプティクスのデビッド・ヘイズ最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。
「今回の提携はAR業界の変革点を示すものであり、これまで不可能だった高品質ARソリューションの量産に関する重要ステップです。」
「EVGの専門知識と当社の拡張性に優れた多用途技術を組み合わせることで、来年末までにARのエンドユーザー製品を600ドル以下で市場に投入できるでしょう。」
「今回の提携は、ARウエアラブル製品の開発を拡大する鍵となります。私たちが協力することで、AR分野で大衆市場に革新をもたらし、これまでにない低コストで拡張性を実現する新たな道を開く態勢が整います。」
EVGのマーカス・ウィンプリンガー企業技術開発＆IP担当ディレクターは、次のように述べています。
「当社は、最も複雑な課題を乗り越えるべく新たな技術・プロセスを開発し、お客さまが新しい製品アイデアを成功裏に商品化できるよう支援しています。当社の最先端のナノインプリントリソグラフィー（NIL）技術を普及させるため、私たちはNILフォトニクス・コンピテンスセンターを創設しました。」
「お客さまの知的財産を保護する強力な方針を備えたこの枠組みの中で、当社は実現可能性調査から生産段階までの製品開発・商業化の過程でお客さまをサポートします。これがまさに、最終顧客に本当に拡張性の高いソリューションを提供するために、私たちがARの確固たるリーダーであるウェーブオプティクスと共に現在行っていることです。」
ウェーブオプティクスのEVGとの協力は、高性能の商用導波管を現実的な低価格で提供することで、お客さまによるARディスプレイの市場投入を支援する当社の取り組みを強調しています。量産に向けた機器とプロセス技術に関するEVGの専門知識を活用することで、2019年までにARのエンドユーザー製品が600ドル以下という今日の業界の最低価格で市場に投入されるようになります。
ウェーブオプティクスについて
ウェーブオプティクスは、ウエアラブルAR機器の主要な光学部品である回折型導波管の世界的大手設計・製造企業です。スマートメガネなどのARウエアラブル製品は、使用者がデジタル画像を実世界の上に重ねて見られるようにします。
ウェーブオプティクスの技術は、工業、企業、消費者向け市場での没入型AR体験に使用するよう設計されています。当社は、ユニークな技術と専門知識を駆使して、その導波管がすべてのARウエアラブル機器に使用される中核的な光学部品となり、比類のない製造の拡張性、視覚性能、多用途対応を可能にすることを目指しています。
EVグループについて
EVGは、半導体、微小電気機械システム（MEMS）、化合物半導体、電源機器、ナノテクノロジー機器の製造のための装置・プロセスソリューションを提供する大手企業です。主な製品は、ウエハーボンディング、薄ウエハー加工、リソグラフィー/ナノインプリントリソグラフィー（NIL）、計測機器、フォトレジスト塗工機、洗浄製品、検査システムなどです。
EVGは、NILフォトニクス・コンピテンスセンターも創設しました。お客さまの知的財産を確実に保護する強力な方針と、EVGのNIL分野の専門知識、その世界クラスのインフラ、信頼できる量産システム・プロバイダーとしてのEVGの競争力を組み合わせることで、NILフォトニクス・コンピテンスセンターは新たなフォトニック機器の開発・商業化の理想的なプラットフォームになっています。1980年に設立されたEVグループは、世界中の世界的なお客さまとパートナーから成る複雑なネットワークにサービスとサポートを提供しています。EVGの詳細は、www.EVGroup.comでご入手いただけます。
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