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全世界の若者に力を与える:賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズの決勝に5組が進む



途上国の子供のためにオープンソースでスケーラブルな教育ソフトウエアを開発するコンテストで米国、インド、英国のチームが勝ち残る


ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日、人類の重要課題の解決に向けた賞金付きコンテストの考案・運営の世界的リーダーであるXプライズは、賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズで決勝に進んだ5組を発表し、それぞれに100万ドルのマイルストーン賞を贈りました。Xプライズは、国連総会ウィークに開催された今年のソーシャルグッド・サミットでこの発表を行い、このコンテストのために開発された最先端のオープンソース学習ソフトウエアに対して各最終候補に賞を贈りました。コンテストでは、途上国の子供たちを15カ月以内で基本的な読み書き計算を自習できるようにするスケーラブルなソリューションを創造するよう世界中のイノベーターに呼び掛けました。最終候補5組は、今年11月からタンザニアで教育技術ソリューションの実地テストを開始します。




Xプライズ財団のマーカス・シングルズ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「誰もが自由に教育を受けられるようにすることは、Xプライズの最優先課題の一つです。私たちは、変化を生み出すチームが、すべての子供が学習機会を確実に手にできるよう大幅に前進したことを誇りに思います。このコンテストから生まれた優れたソリューションにより、最も恵まれない子供たちが識字能力向上への鍵を得て、通常は利用できない教育を利用できるようになります。」



次の最終候補5組は、198チームの中から専門家11人から成る独立審査員団により選ばれました。




  • CCI(米ニューヨーク)は、プログラマーでない人がどの言語や対象分野でも魅力的な学習コンテンツを開発できるようにすることを目指すプラットフォームに加えて、構造化された連続的教育プログラムを開発しています。


  • チンプル(インド・バンガロール)は、子供が60種以上の探索的なゲームと70種の異なる物語を通じて、タブレットで読み書き計算を学ぶことを目的とする学習プラットフォームを開発しています。


  • キットキット・スクール(米バークレー)は、知識ベース、スキル、環境にかかわらず、子どもたちが独自に学習することを目的とした、ゲームベースのコアで柔軟な学習アーキテクチャーを備えた学習プログラムを開発しています。


  • ワンビリオン(英国、マラウイ、タンザニア)は、計算コンテンツに新たな識字教材を組み合わせ、直接学習や創作活動を実施し、子供たちの異なるニーズに対応するために継続的な監視も行います。


  • ロボチューター(米ピッツバーグ)は、読解と算数の教師、音声認識・合成、機械学習、教育データマイニング、認知心理学、人間とコンピューターのやりとりに関するカーネギーメロン大学の研究を活用しています。



グローバル・ラーニングXプライズのシニアディレクターのマット・ケラーは、次のように述べています。「専門家の審査員団が判断したように、最終候補5組は、子供たちが基本的な読み書き計算を自習できるようになる最も有望なソフトウエア・ソリューションを開発しています。最終的な実地テスト段階に移る中で、私たちは子供の自主的な学習を促進し、すべての人に世界クラスの教育を提供する変革的な技術ソリューションの拡大に一歩近づきます。」



最終候補5組のソリューションの実地テストに向けて、グローバル・ラーニングXプライズは、国連の教育科学文化機関(ユネスコ)、世界食糧計画(WFP)、タンザニア政府と提携しました。タンザニアのタンガ地域の150の村に暮らす子供約4000人が、グーグルにより寄贈された8000台のピクセルCタブレットを使用して、約15カ月にわたり最高のソフトウエア・ソリューションをテストします。



実地テスト段階の終わりに、読み書き計算の能力を最も向上させたソリューションを開発したチームが賞金1000万ドルの大賞を受け取ります。大賞の受賞者は、2019年4月に発表されます。最終候補5組はそれぞれ、コードとコンテンツの両方をオープンソース化することが求められ、それを誰もが無料で発展させることができます。



世界の推計2億5000万人の子供が読み書きできず、基本的な計算能力がありません。ユネスコの推計によれば、世界では教師が160万人不足しており、2030年までにその不足数は倍増すると見込まれています。グローバル・ラーニングXプライズは、適切な資源があれば、子供は読み書き計算を自習できると証明するのに役立ちます。各最終候補のソリューションを確実にオープンソース化することで、Xプライズは技術と学習の交わる場所で世界各地にソリューションを広げることを目指しています。



コンテストの構成、重要な日付、参加チームの詳細については、learning.xprize.orgをご覧ください。



Xプライズについて



Xプライズは、第501(c)3条非営利団体であり、世界の最重要課題の解決に向けた革新的コンテストモデルの考案・実施における世界的リーダーです。Xプライズはゲームやクラウドソーシング、報奨的賞理論、指数関数的に発展する技術を独自に組み合わせて定式化し、私たちの世界が直面する大問題の分野に(10%ではなく)10倍のインパクトを与えようとしています。Xプライズの理念では、適切な状況下で行う限り、大問題に対する指数関数的なインパクトとソリューションの推進には、多種多様な観点からの迅速な試行を促すことが、最も効率的で効果的な方法です。現在実施中のコンテストには、賞金3000万ドルのグーグル・ルーナーXプライズ、賞金2000万ドルのNRG
COSIAカーボンXプライズ、賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズ、賞金700万ドルのシェル・オーシャン・ディスカバリーXプライズ、賞金700万ドルのバーバラ・ブッシュ財団アダルト・リテラシーXプライズ、賞金500万ドルのIBMワトソンAI
Xプライズ、賞金175万ドルのウオーター・アバンダンスXプライズ、賞金100万ドルのアヌ&ナヴィーン・ジャイン・ウィメンズ・セーフティーXプライズがあります。詳細についてはwww.xprize.orgをご覧ください。



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310.741.4892 / 310.741.4918
eric@xprize.org
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