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幻の洋画家「長谷眞次郎」による幻の作品を初画集化! 『阪神間モダニズムと具体のはざまで』を出版~具体美術 黎明期前夜を辿る旅~



『阪神間モダニズムと具体のはざまで』 表紙

眞次郎プロジェクト(所在地:東京都世田谷区、代表:長谷博子)は、阪神間で活躍した洋画家・長谷眞次郎の研究調査報告画集「阪神間モダニズムと具体のはざまで」(よろず出版・長谷海平編著)を、生誕100年を記念して出版。2016年4月27日(水)に、Amazon.co.jpより販売を開始いたします。

長谷眞次郎は昭和の前期、つまり、阪神間モダニズム晩期の後から、具体美術黎明期直前に神戸と京都を中心に活躍し、関西美術のアートシーンを醸成した一人です。数多くの作品を制作しながらも時代に埋もれてしまった長谷眞次郎。彼の軌跡は阪神間モダニズムと具体美術の狭間に何が起きていたか、その豊かさを探る研究でもあります。



公式サイトURL     : http://shinjiro.org/

Amazon.co.jp販売ページ: http://amzn.to/213nx1h





■時代背景

1900~1930年代に洋風モダンな生活が日常になり、西欧的感覚を開花させた芸術運動として、阪神間モダニズムがあります。一方で、具体美術運動は「西欧からの逸脱」がその評価の根底にあるもの。この西欧に対する恭順/逸脱という対立する2つの芸術運動の間の時期に、関西アートシーンで活躍したのが長谷眞次郎。彼の変化する画風は、2つの運動の橋渡しを感じさせるものです。



詳細PDF: https://www.atpress.ne.jp/releases/99616/att_99616_1.pdf





■書籍の内容

昭和の初期に神戸や京都など関西で活躍した、幻の画家の幻の作品を初めて画集化したものが本書です。



実際に存在していても、確認ができない対象を幻と言います。

長谷眞次郎は昭和の初期から中期にかけて活躍した画家で、受賞歴も少なくないにもかかわらず、彼の絵画や足跡を確かめるのは困難です。少なくとも本書が出版される2016年初春の段階で、彼が何者であったのかをインターネットでどれだけ調べても、画家であったことを明らかにできる程度です。その意味において本書で紹介する長谷眞次郎は、幻の画家と言えるでしょう。



幻である理由の一つとして、彼が自身の創作物を手放さなかった事実が挙げられます。長谷眞次郎はモチーフへの愛情を具体化したものとして創作物に対して分かちがたい感情を抱いており、人手に渡すことをよしとしませんでした。そのため作品の流通はほぼなく、これまで彼の活躍は展覧会などの入選資料などを通じてようやく明らかになる程度でした。



著者は画家・長谷眞次郎の活躍を明らかにするため、遺族の協力を経て彼の作品の調査に取りかかりました。本書はその調査の過程で資料として蓄積した写真を、一覧できるように画集化したものです。

本書は、幻の画家が残した幻の画をまとめた本、つまり幻の画集なのです。





■本書概要

タイトル   : 阪神間モダニズムと具体のはざまで

副題     : 長谷眞次郎研究 調査経過報告画集

著者     : 長谷海平

発行元    : よろず出版

価格     : 9,500円(税込)

判型・ページ数: A4版 300P

販売方法   : Amazon.co.jpもしくは眞次郎プロジェクトに

         お問合せください( info@shinjiro.org )

詳細     : http://www.hit-u.ac.jp/academic/book/2016/160311.html

         (一橋大学付属図書館)





■著者/長谷海平プロフィール

兵庫県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科修了。現在、一橋大学において助教として勤務。アーカイブズやワークショップのデザインなどをテーマに、芸術学を学際的に展開する研究に取り組んでいます。並行して短編映画の制作にも取り組み、これまで25カ国に及ぶ海外映画祭への入選歴を持っています。
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