ニチガス・スマートシティ構想イメージ
当社は、当社を信頼してご契約いただいたお客さまに今まで以上に安心、安定して安全なエネルギーをご利用いただくため、お客さまに最適なエネルギー利用をご提案するエネルギーソリューション事業を軸とした、総合エネルギー企業への進化をさらに進めてまいります。
■これまでの道のり
当社は、1955年に東京の八丁堀にてLPガス会社として創業して以来、都市ガス事業を含め、地域のお客さまに支えられて成長を続けてまいりました。2017年の都市ガス自由化以降は都市ガス小売事業にも参入し、2018年には東京電力グループとのパートナーシップにより電気とガスのセット販売を開始するなど、より幅広いサービス提供を目指して事業を拡大し続け、現在では関東圏を中心として、LPガス、都市ガス、電気を合計して194万件以上(2024年4月末時点)のご契約をいただいています。
さらにDX推進に注力し、システム活用による保安や配送業務の生産性向上によってコストを削減し価格競争力を強化するとともに、お客さまとの円滑なコミュニケーションを実現するアプリ「マイニチガス」の開発を行うなど、地域社会のお客さまにより良いサービスを提供するため、様々な挑戦を続けてまいりました。
■これからのビジョン「ニチガス・スマートシティ構想」
エネルギーを取り巻く環境は、地球温暖化や自然災害の激甚化、社会情勢を背景とした価格の不安定化など、これまでにない状況に直面しています。
このような状況下でお客さまに安心、安定して安全なエネルギーをご利用いただくため、当社は「ニチガス・スマートシティ構想」の実現を目指しています。ニチガス・スマートシティ構想とは、従来の上流から下流への一方通行なエネルギーの供給方法だけに頼らず、地域コミュニティー単位でエネルギーを自律して効率的に運用できる社会のことです。
ニチガス・スマートシティ構想実現のため、当社は主に以下の3つの取り組みを進めています。
1. エネルギーソリューション事業の推進
太陽光発電システムや蓄電池といったエネルギーを自律してマネジメントできるようにする分散型エネルギー源(DER)や、ハイブリッド給湯器の提供を通じてお客さまにエネルギーの効率的な利用をご提案する、「エネルギーソリューション事業」を推進することで、各ご家庭のスマートハウス化(※1)を促進します。
2. 配電事業ライセンスの取得
配電事業ライセンス(※2)を取得することで、地域コミュニティー内でエネルギーのやりとりができる社会を実現します。これにより、エネルギーの余力があるご家庭から不足しているご家庭への供給など、個人間でのエネルギーの融通が可能になります。
3. 仮想発電所(VPP)の構築
AIを主軸としてエネルギーの需給状況に応じてDERを最適制御する仮想発電所(VPP)を構築することで、地域コミュニティー内でのエネルギーの最適利用を実現します。仮想発電所によって、エネルギー不足や過剰発電を防ぎ、安定してエネルギーを供給できるようになります。
※1 スマートハウスとは、ICT技術を用いてエネルギーを有効活用する住宅のことです。
※2 配電事業ライセンスとは、特定の地域において分散小型の電源等を含む配電網を運用する事業の新規参入者に国が与える認可のことです。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/393438/LL_img_393438_1.png
ニチガス・スマートシティ構想イメージ
ニチガス・スマートシティ構想を実現することで、エネルギーを効率的に利用できるだけでなく、従来と比べて、災害などによってエネルギー供給が遮断されるリスクを減らすことができます。
当社は、東京電力グループと協力体制にある強みを活かして、ガスと電気のセット販売を基盤とし、ガス、電気の垣根を越えてお客さまにエネルギーを効率的に利用していただける社会の実現を目指し、これからも挑戦を続けてまいります。
【会社概要】
社名 : 日本瓦斯株式会社(商標:ニチガス、英文名:NIPPON GAS CO.,LTD.)
設立 : 1955年7月29日
本社所在地: 東京都渋谷区代々木4丁目31番8号
営業所 : 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、
静岡県、山梨県
事業内容 : 総合エネルギー事業(LPガス、都市ガス、電気の販売など)
HP : https://www.nichigas.co.jp/