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セブン-イレブン記念財団が、脱炭素・生物多様性フォーラムを東京で初開催!渋沢寿一さんの基調講演「人は自然の一部である」などをはじめ、サステナブル、SDGsなど意識の高い方々の共感を得る。



脱炭素・生物多様性フォーラム 渋沢 寿一氏 基調講演


渋沢 寿一氏(NPO法人「共存の森ネットワーク」理事長


宮城セブンの森 大場 隆博氏


埼玉セブンの森 堂本 泰章氏

一般財団法人セブン-イレブン記念財団(所在地:東京都千代田区二番町8-8、理事長:山本 憲司)は、セブン-イレブン記念財団 設立30周年事業を記念して、2024年2月15日(木)、東京ポートシティ竹芝(ポートスタジオAB)において、初めてとなる「森・里・川・海と人と人をつなぐ 脱炭素・生物多様性フォーラム」を初開催しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/385153/LL_img_385153_1.jpg
脱炭素・生物多様性フォーラム 渋沢 寿一氏 基調講演

今回のフォーラムは、森、里、川、海を舞台に活動を続けてこられた皆さんどうしを繋ぐことを目的として、東京の会場とリモートのハイブリッドで開催。まずは、長年にわたり森を守り、人を育て、その森と人をつなぐ活動を実践されてきた、NPO法人「共存の森ネットワーク」理事長の渋沢 寿一さんをゲストに招き、「人は自然の一部である」というテーマのもとで、これからの人と自然の共生関係、人の自然に対する向き合い方などについて講演を行なっていただきました。会場に来場された皆さんからは、気候変動や生物多様性の消失など、環境面での問題について、これこそがいま考えるべきテーマではないかなど、活発な意見が寄せられていました。
また、「人と自然が調和する持続可能な社会」をテーマに、いま特に注目されている、人と自然のかかわりについて、日本全国の「セブンの森」「セブンの海の森」で活動する4つの団体(宮城セブンの森、埼玉セブンの森、滋賀セブンの森、阪南セブンの海の森)の各代表者から、自身の活動内容とその魅力などについて発表いただきました。

会場には、多くの企業のサステナブル活動、SDGsなどの担当者や公務員、地方自治体の職員の方々など多数が来場されており、その最初の質疑に大阪府阪南市の水野 謙二市長が、「滋賀セブンの森の武田 みゆき氏へ、阪南市は海に面しているため子供たちにゴミ拾い(清掃)は楽しいよという事をどのように伝えたら良いのか」という質問に対し、武田 みゆき氏は「子供たちは大人と違い、大人が忘れてしまった心の五感の感覚で色んなゴミを見つけます。ゴミを拾った事に対し、彼らをとことん、褒めてあげるとそれならもっと探してみようと楽しみながらゴミ拾いをします。大人が教えるというよりも彼らの感覚を褒めて伸ばしてあげると、それを機にゲーム感覚でゴミ拾いをしていきます。もうそれで十分だと思います。
」という答えに、会場の多くの参加者がうなずいていました。

また、会場とリモートで集まった168名(会場50名、リモート118名)の参加者と、自然と人との結びつきについての認識を共有するなど、活発な質問や意見交換が行われました。

さらに、NPO法人海辺つくり研究会の木村 尚(きむら たかし)さんなども、ご来場いただき環境を考えた産業や経済の確立、地域循環共生圏(地域との共性)、30年後、50年後、100年後を見据えた持続可能な社会のあり方などの意見が披露されました。

今回のフォーラムは、2030年の生物多様性枠組実現に向けた、国際的な目標やゴールなどについて参加される皆さんが理解と共有を深めていただくだけではなく、表題の通り、自然再生活動に必要な人と人のむすびつきを、同じ視点で興味を持つ皆さまどうしが交流を深め、今後の活動の発展に向けて意見交換していただく場として企画されたものです。


■渋沢 寿一氏 NPO法人「共存の森ネットワーク」理事長 講演内容
新1万円札の肖像となる、渋沢栄一が育った江戸時代から、栄一の考えた、社会のあるべき姿は、経済の世界では皆が平等であることです。栄一の考えた合本主義(資本主義)や地球環境を読み解き、環境保全団体の役割を考えたいと思います。 江戸期は250年にわたり鎖国を続けたことで、食糧もエネルギーもすべて地産地消となり、そのために循環型社会・経済(サーキュラー・エコノミー)と人々の価値観が形成されました。まさに私たちの目指す完全な脱炭素社会でした。
それから150年、「もっともっと」という人間の欲望が経済の肥大化をもたらし、気候の変動、生物多様性の消失、という現実を産み出しました。「もっともっと」に置き換わる価値観は何なのか、「誰ひとり置き去りにしない」人とのつながりを大切に世代と世代のつながりを次の世代につなぐこと「共感」という視点から、子供も大人も考えるべき最優先の課題は、「人類と地球の共存」であると考えています。
私は、地球環境の問題について、30年前から「人は自然の一部である」と言い続けていますが、当時はだれも耳を傾けてくれませんでした。現在は、様々な企業や行政機関もSDGsを勉強され、取り組んでいます。
今後、「経済・社会・環境」の調和により、我々の世界を変革し、環境保全に関わる私たちの役割を改めて考えたいと思います。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/385153/LL_img_385153_2.jpg
渋沢 寿一氏(NPO法人「共存の森ネットワーク」理事長
【セブン-イレブン記念財団】
一般財団法人セブン-イレブン記念財団は、1993年セブン-イレブン加盟店と本部が一体となって“環境”をテーマに社会貢献活動に取り組むことを目的に設立され、セブン-イレブン店頭でお客様からお預かりした募金と、(株)セブン-イレブン・ジャパン、企業、団体、個人の皆様からの寄付金をもとに「環境市民活動支援」「自然環境保護・保全」「災害復興支援」「広報」の4つの事業領域を設け活動しています。
環境市民活動支援事業の柱となる「環境市民活動助成」は、地域の環境市民団体が新たな社会の担い手として活躍できるよう2001年より助成制度を開始し、これまでに多くの環境市民団体を支援してきました。そして自然環境保護・保全事業の中のひとつである「セブンの森・セブンの海の森」づくりでは、地域住民やNPO、行政と連携し、地域に親しまれ、愛され、次世代に繋げる地域一体型の森づくりを継続し、脱炭素社会の実現と生物多様性の保全に貢献しています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/385153/LL_img_385153_9.jpg
パネラー発表
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/385153/LL_img_385153_10.jpg
パネルディスカッション
【パネラー】
宮城県・宮城セブンの森
NPO法人しんりん 理事長 大場 隆博氏

埼玉県・埼玉セブンの森
荒川太郎右衛門地区自然再生協議会 委員長 堂本 泰章氏

滋賀県・滋賀セブンの森
淡海を守る釣り人の会 副代表 一般社団法人 日本環境NPOネットワーク 理事長 武田 みゆき氏

大阪府・阪南セブンの海の森
NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター 専務理事 岩井 克巳氏
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