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痛み治療専門の名古屋麻酔科クリニック(ペインクリニック)が2023年2月より「肩こりボトックス専門外来」を開設



僧帽筋の奥にある肩甲挙筋に針が刺入

名古屋市にある痛み治療(ペインクリニック)を行う名古屋麻酔科クリニックでは、2023年2月より自由診療枠として「肩こり専門外来」を開設いたします。


■はじめに。従来の肩こり治療について
今までの肩こり治療は、エコーを使わず打つ注射が一般的でした。(トリガーポイント注射:TP)
エコーを使わないと針先が正確にどこに入っているかは分かりません。
筋膜に入れたいところですが、正確に入れるのは難しく筋肉内に注射することになります。
筋肉に注射しても筋肉はほぐれるので少しは効果が出ます。

最近では肩こりに筋膜リリース(ハイドロリリース)注射が用いられます。
TPに似ていますが、エコー画像を見ながら注射するので、針先を確実に筋膜に入れ、筋膜を剥がします。
効果もTPより長く維持されることが多い印象です。


■肩こりボトックスとは
ボトックスとは、狭義ではA型ボツリヌス毒素製剤(商品名:ボトックス注用50単位・100単位)のことを言いますが、一般的には他社のA型ボツリヌス毒素製剤も含めて、その薬剤を注入する手技のことを指します。
つまり肩こりボトックスと言えば、A型ボツリヌス毒素製剤を肩こりの部位に注射する治療法を表します。
保険診療でもボトックス製剤は、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚、上肢・下肢痙縮、などで承認されています。
美容領域(自由診療)においても「しわ取り」や「輪郭補正(エラ取り)」の目的でよく使用されています。
医薬品として安全性はとても高く評価されています。

肩こりボトックスは、A型ボツリヌス毒素製剤を首肩周囲の筋内に注入することで筋肉を弛緩させ、こり・痛みを軽減させる治療です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/344709/LL_img_344709_1.jpg
僧帽筋の奥にある肩甲挙筋に針が刺入

■エコーの利点
首肩では筋層がいくつか重なっています。
一般的な肩こりでは、中間層、もしくはより深層の筋肉に負担がかかっているという問題が存在します。
原因としては、ストレスや不安緊張などで知らないうちに力が入っていて、筋肉が収縮を続けている。または、冷えの体質などで循環が悪い、さらには最近多い長時間スマホを見るなどといった姿勢の問題があります。
いずれにしても首肩こりの多くは、奥の方の筋肉にトラブルが見受けられます。
そこで中間層、深層まで針を入れて薬液注入する必要があるのですが、エコー等を見ないとどこに入っているか分かりません。
また、ブラインドで注射すると大血管や、肺、神経などに刺してしまう危険が増大します。

エコーの利点は他にもあります。
首肩こりにおいて、筋肉のどこに負担がかかっているのかエコーで見つけることができます。
つまり首肩こりを診断できます。
当院では、首肩こりの患者さんにどの辺りがこっているかを伺い、その該当する筋肉をエコーで調べ負担のかかっている箇所の筋腹に確実にボトックス注射をすることになります。


■施術後の経過について
首肩こりの部位は個人差があります。
肩甲挙筋、板状筋、半棘筋、菱形筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、咬筋、側頭筋、小胸筋などがよく注射されています。

ボトックス注入して3、4日で効果は始まり、1週間後にはピークとなります。
効果があった場合、一般的には3、4か月間持続します。ここがTPや筋膜リリースとの大きな違いです。
首肩ボトックスでは、注入する部位と量が問題なければ、ほとんど合併症もない安全な治療法と言えます。


■美肩ボトックスについて
美肩ボトックスは、主に肩(肩井部)の筋盛り上がりを減らしたり、肩のラインを水平に、もしくはなだらかにすることで首を長く見せる目的のボトックス注射です。
主には僧帽筋にボトックス注入します。
20代30代女性で肩こりボトックスをされる方の多くが、この美肩ボトックスの効果も併せて目的にしています。

ただ治療説明の中で最初に伝えることは、あまり効果ないですよとお伝えしています。
(効果があっても、気持ち少し印象変わったかなという程度です、などと。)


■美肩ボトックス あまり効果が感じられない理由
美肩ボトックスであまり効果の出ない理由はいくつかあります。
まずひとつは、web上にあるbefore-after写真のように肩が水平に、首が不自然なくらいに長くなるものと思い込んでいることが挙げられます。
あれは修正画像ではないでしょうか、とお伝えしています。

次に、もともと骨格には個人差があり、骨格的に第1肋骨が頭側により挙上していることがよくあります。
肩が山なりに首元で盛り上がっているように見えても、それは実は肋骨が挙がっていることが理由ということもあります。
例えば肩こりと思って、肩を皮膚表面から触ってすごく硬いものがあると感じられることもありますが、実は第1肋骨だったということはよくあります。
平均的に皮膚表面から2cm程度の深さなのですが、人によっては1cm強の方もいます。
骨なので、その部位の筋肉にボトックスを注入しても当然肩ラインはそれ以上は下がりません。

3つ目の理由として、僧帽筋自体の厚さも問題になります。
エコー検査により僧帽筋の厚さが分かりますが、標準で言うと盛り上がりのある部分では20代女性で平均1cm弱くらいです。
補足ですが、その奥に肩こりの原因筋とされる肩甲挙筋がありますが、筋の厚さは通常僧帽筋の半分程度です。

骨格と同様に筋肉にも当然個人差があります。
運動や筋トレなどしている、もしくは過去に鍛えていた人はとても厚くなり、厚さ2cm以上のこともあります。
20代30代女性の盛り上がりで来院される人は、ほとんどが1cm未満です。
僧帽筋0.5cmの厚さでも、肩の筋盛り上がりが気になる方もいますが、多くは第1肋骨が頭側に挙がっているためで、エコー画像を見せて納得していただきます。


■美肩ボトックス 施術の注意点
ただ僧帽筋の厚い場合でも、それを薄くすれば良いということでもありません。
僧帽筋にも機能があるので、それを損なってしまう合併症が出る可能性があります。

ペインクリニック外来に他院で100単位ほどの肩ボトックスを受けてから首の上の方が痛いという主訴で来院されることがあります。
エコー画像上、僧帽筋が数ミリ程度しかなく紙のような状態で、その負担が首の上の方に出ていると考えます。
ボーリングの球と同じくらいの重さの頭を支えるのに骨とさまざまな筋肉が使われますが、それはバランスを以って担われています。
そのバランスの一つが崩れると、他部位に負担がかかり支障が出てくるものと考えられます。
シルエット的には肩ラインが下がってはいると思いますが、その代償ということです。

これらのことから、当院では美肩の僧帽筋注入は少なめにし、あまり他部位に負担のかからないようにしています。
その代わりに、肩甲挙筋に注入することで美肩を少しでも達成しようとしています。
先ほど述べた肩こりの原因筋で僧帽筋の奥にある筋ですが、当然こちらも個人差があり、人によっては僧帽筋よりも厚いことがあります。
そのように肩甲挙筋に厚さが増しているときは肩こりもひどく、また筋盛り上がりも気になるということが多くあります。
肩甲挙筋が厚い方などでは、肩甲挙筋にボトックス注射することで肩こり解消と、見た目雰囲気が少し変わるくらいになることが期待できます。


■施術に関する補足
補足として僧帽筋前縁という部分も、肩こりと、美肩の両方に関連しています。
首を反対の肩の方に傾けると、首に突っ張るようなスジができることがあります。
そのスジをボトックス注入で減らすことで肩こりと美肩に効果を期待できます。
僧帽筋前縁もエコーで確実に筋肉の真ん中、縁の近くを狙います。

名古屋麻酔科クリニックでは、ペインクリニックとしてエコーを用いた肩こりボトックスを行っています。
2010年以来の痛みに対する筋膜リリース、トリガーポイント注射および肩ボトックス注射の経験をもとに、より安全で効果の期待できる方法を通じて、肩こり等でお困りの方々のお役に立てればと考えています。


【クリニック概要】
名古屋麻酔科クリニック
所在地 :〒464-0837 愛知県名古屋市千種区丘上町2丁目49-4
アクセス:名古屋市営地下鉄 東山線 覚王山駅4番出口から南へ徒歩3分
診察時間:<10:00~12:00>
月曜日・火曜日(往診)・木曜日(往診)・金曜日
<10:00~15:00>
水曜日(自由診療)
<15:30~19:00>
月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
休診日 :土曜日 日曜日 祝日
TEL :052-757-3326

◆水曜日は自由診療(自費のみ) 10:00~15:00となります。
◆肩こりボトックス治療については、水曜日(自由診療)以外の診療日でも対応可能です。
◆当院は予約制となっております。お電話にてご予約をお願いします。

※混雑状況・他患者様の治療内容によりどうしても待ち時間が発生してしまう可能性がございます。安静時間が必要な注射をする場合もございます。お時間に余裕を持ってご来院くださるようお願い申し上げます。


<名古屋麻酔科クリニックHP>
https://nagoyamasui.com/

<名古屋麻酔科クリニックInstagram>
https://www.instagram.com/nagoyamasui_clinic/
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