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工学院大学附属中学校・高等学校の屋内練習場が2021年度グッドデザイン賞を受賞



道路側から撮影した同練習場


練習場内からの景色


グラウンド側から撮影した同練習場

工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の樫原 徹准教授(建築デザイン学科)により設計された工学院大学附属中学校・高等学校屋内練習場が、このたび2021年度 グッドデザイン賞(公共の建築・空間分野、主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/283617/LL_img_283617_1.jpg
道路側から撮影した同練習場

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/283617/LL_img_283617_2.jpg
練習場内からの景色

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/283617/LL_img_283617_3.jpg
グラウンド側から撮影した同練習場

同練習場は、道路とキャンパス内のグラウンドの間にある幅約5m×長さ約61mの細長い空間に建てられました。建物がキャンパスと地域を分断する壁のような存在になることを避けるため、幅45mmの木製フレームを約90cm間隔で並べることで景色を見通せるファサードを実現しました。2020年7月より、同校の授業や部活動に利用されています。


【デザインのポイント】
1. 門型フレームで透明度の高いファサードを構成することで、キャンパス内と地域とのつながりを高めた。
2. 鉄骨造が多いビルディングタイプを木造とすることで、まちに対する木の温かみの表現とCO2削減を試みた。
3. 可動式のネットで仕切ることで運動場という機能に限らず、各種のイベントに使える開かれた建築とした。


【グッドデザイン賞の審査員コメント】
一般的に屋内練習場といえば、閉鎖的で薄暗く、倉庫のような空間がイメージされますが、この建築は、見付の細い集成材による柱梁フレームで構成することで、道路の境界を明示する塀のような存在でありつつも、実に透明感のある明るい空間を内包しています。細い集成材の列柱と背後の木立の相性も良く、さらに一層、建築としての存在感を消失させるランドスケープも印象的で、生徒たちがまるで森の中で活動しているようにも見える生き生きとした風景は、地域住民とのコミュニケーションを促進し、学校の存在が地域の活力につながるような良好な関係性を築き上げているように感じます。


【樫原准教授コメント】
野球選手たちが練習に励む姿が周囲に元気を与える公共建築となるよう願いを込めて設計しました。その点を審査員の方々にご理解いただき、頂戴した素敵なコメントに感激しています。このようなプロジェクトをご支援いただいたみなさまに改めてお礼申し上げます。さらにこのご縁をできるだけ大きく展開できるよう努力したいと思います。


<グッドデザイン賞 工学院大学附属中学校・高等学校屋内練習場 紹介ページ>
https://www.g-mark.org/award/describe/52657

<工学院大学附属中学校・高等学校 施設紹介>
https://www.js.kogakuin.ac.jp/schoollife/practice_field.html
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