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眼科領域における国内初の再生医療等製品を市場導入 自家培養角膜上皮「ネピック」の保険収載が了承





画像 : https://newscast.jp/attachments/bVXN2vDFbKJJ79tyQRdE.jpg



富士フイルム株式会社の子会社である株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役 社長執行役員:秋山 雅孝)は、本日開催された中央社会保険医療協議会の総会において、自家培養角膜上皮「ネピック」の保険収載(2020 年 6 月 1 日付)が了承されたことをお知らせいたします。「ネピック」は、角膜上皮幹細胞疲弊症※の治療を目的としたもので、眼科領域で国内初の再生医療等製品です。

■詳細はWebページをご覧ください。

http://www.jpte.co.jp/news/20200513.pdf?link=atp

「ネピック」は、患者自身の角膜輪部組織から角膜上皮幹細胞を採取してシート状に培養したもので、本品を移植することにより角膜上皮を再建させることを目的としています。

当社は、眼科医療機器メーカーである株式会社ニデック(愛知県蒲郡市、代表取締役社長:小澤 素生)からの委託を受け「ネピック」の開発を進め、2020 年 3 月に「ネピック」の製造販売承認を取得し、今回の保険収載の了承に至りました。なお、「ネピック」の販売は、ニデックが行う予定です。

当社は、日本の再生医療のパイオニアとして、2007 年に国内初の再生医療等製品となる自家培養表皮「ジェイス」の製造販売承認を取得し、2009 年より販売を開始しました。また 2013 年には、整形外科領域で国内初の再生医療等製品である自家培養軟骨「ジャック」の提供を開始。さらに、今回保険収載が了承された「ネピック」を市場導入することで、再生医療の産業化・実用化をさらに推進するとともに、生活の質(QOL)の向上に貢献していきます。

※ 角膜上皮幹細胞疲弊症:結膜と角膜の境界領域である角膜輪部に存在する角膜上皮幹細胞が、先天的または外的要因等によって消失することで発症する疾患。角膜が混濁し、視力の低下や、眼痛などの臨床症状が見られます。

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