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東京都文京区根津の銭湯「宮の湯」がアートを軸とした複合施設にリニューアル 上野から歩いていける都心の下町に、2020年オープン予定



宮の湯


建設中の銭湯(昭和20年代)


浴場の裏にある火焚場に掛けられたアート

鈴和地所株式会社と株式会社シルクは、東京都文京区根津の銭湯「宮の湯」をアートを軸とした複合施設にリニューアルし、2020年オープン(予定)いたします。宮の湯の改修および再生プロジェクト開始にあたり、施主である鈴和地所株式会社によるご挨拶を以下にお知らせいたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/186062/LL_img_186062_1.jpg

宮の湯



■プロジェクトについて

週に一軒が廃業しているとも言われる東京の銭湯。その一つである宮の湯をコンバージョンで再生するプロジェクトです。美しい建築様式を備え、人の繋がりを生む場として長く愛されてきた銭湯の価値を受け継ぎながら、新しい時代に求められる施設として生まれ変わらせます。





■鈴和地所株式会社 鈴木浩蔵 ご挨拶

昭和27年に開業して以来、皆様にご愛顧いただいてきた宮の湯ですが、施工から数十年の時を経て設備は老朽化に耐えられなくなり、また時代の移り変わりとともに銭湯をご利用になるお客様も減り、多くの銭湯と同じように宮の湯は廃業せざるをえなくなりました。廃業後、銭湯として再開してほしいというお声を沢山の方から頂きました。従叔父の鈴木良一・直栄夫婦が営んできた宮の湯を愛してくださる方々のお声を聞き、嬉しい気持ちを感じながら、長いあいだ悩みました。銭湯として再開できるならそうしたいと思い、あらゆる手を尽くして再生の道を探ってきました。いつでも使えるよう掃除も欠かさずに行ってきました。



しかし、設備改修には非常に大掛かりな工事が必要となります。また、仮に改修できたとしても銭湯の経営が厳しいのはわかっています。私たち鈴和は昭和20年代から数多くの銭湯の建設を請け負ってまいりました。宮の湯に一日の疲れを癒しにこられる方々の姿を見続けてきました。銭湯に対する思いは誰にも負けないつもりです。宮の湯をご愛顧くださってきた方々の気持ちも痛いほど感じてきました。だからこそ、この場所をこれからも多くの方に愛していただける場所にしていかなければならないという強い思いを持っています。



残念ながら宮の湯を銭湯として再生するのは難しいのが現状です。しかし、この場所で沢山の方に喜んでいただけることを続けていきたいという思いは変わりません。宮の湯の建設が始まった昭和26年当時の日本は現在のように豊かではなく、苦しい時代でした。そこから努力を重ねて豊かな社会を築き上げてきた先人たちに、根津の土地を守り続けてきた地域の方々に、私たちも負けないよう努力を続けてまいります。昭和から平成、そして令和にいたる長い年月を見つめ続けてきた宮の湯の建物を残し、新しい世代の人たちが活躍できる場にしていきたいと思っています。



人と人が繋がる場であり続けてきた宮の湯は、時代とともに形は変わっても、地域の皆様とともに人の思いを大切にする場所であり続けます。日本の大切な文化である銭湯を、末永く人に喜んでいただける場所として生まれ変わらせることにチャレンジしてまいります。68年間、誠にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。





施主:鈴和地所株式会社

設計:株式会社建築再構企画

企画:株式会社シルク

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