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目が不自由な人を危険から守る通電アラート装置を開発 実用性を検証するための公開実験を10月29日に実施



失明者の物体衝突回避実験のようす

群馬パース大学大学院保健科学研究科臨床身体活動学教室の木村 朗教授は、駅のホーム転落事故が頻発する失明者に対して、視覚の代わりにセンサーを働かせ、物体や人体の接近を知らせる低コストな装置の開発を進めており、今秋のアメリカリハビリテーション医学会でパイロット研究の成果を発表しました。

さらに、実用性を検証するため10月29日(月)に群馬県社会福祉総合センターにて公開実証実験を行います。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/167965/LL_img_167965_1.png

失明者の物体衝突回避実験のようす





■装置の開発背景

駅のホームから視覚障害者が転倒する事故が後を絶ちません。国土交通省の発表によると、平成26年度に発生した人身障害事故は449件で、運転事故全体の59.2%を占めており、このうち「ホームから転落して接触」と「ホーム上で接触」を含めた「ホームでの接触」による人身障害事故は227件となっています。

この内、視覚障害者が関わる事故では、重大な事故につながる事例が多い現状です。





■視覚障害者を転落事故のリスクから守る装置を実現

【低コストでの開発を実現】

木村 朗教授は国の研究助成を受け、失明者に対して、視覚の代わりにセンサーを働かせ、物体や人体の接近を知らせる装置を最新のIOTを用いて開発を進めています。これまで数百万円のコストがかかる装置と同程度の性能をもつ装置を5万円程度で実現しました。



【実験の成功率が90%以上】

実験では、スマートフォンを見ながら、ぶつかってくる人を同装置で検知し、視覚障害者が歩行してる最中に、通電により危険を知らせ、衝突前に、立ち止まる成功率が90%以上を収めたことを示しました。これによって、研究室ベースから実用ベースへの目途が立ったとしています。



【実証実験を公開】

同装置の実用性と安全性を検証するための実験を2018年10月29日(月)に群馬県社会福祉総合センターにて公開することを発表しました。このような装置の公開実験はほとんど例がなく、その成果が期待されます。

参加者の同意を踏まえて、一般に広く公開して、実用性やまだ至らない点を障害の有無に関係なく意見や感想を交換する方法を探った結果、公開実験を決意しました。





■公開実験概要

日時 : 2018年10月29日(月)

場所 : 群馬県社会福祉総合センター 101号室

〒371-0843 群馬県前橋市新前橋町13-12

アクセス: 新前橋駅徒歩2分

参加申込: a-kimura@paz.ac.jp

参考URL : http://kimuakilabo.main.jp/

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